2019/05/27
テイラー・スウィフトが、英紙インディペンデントとのインタビューに3年ぶりに応じ、「ME! feat.ブレンドン・ユーリー・オブ・パニック!アット・ザ・ディスコ」のカラフルなミュージック・ビデオのコンセプトや、隠された数々のニュー・アルバムにまつわるヒントについて語っている。
デーブ・メイヤーズ監督による極彩色のMVのインスピレーションについて彼女は、「私は映画をたくさん観るし、ずっとミュージカルが好きだった。このビデオは、ロマンチックな大作ミュージカル映画へのラブレターにしたかったけれど、常に変でエキセントリックなひねりを効かせたかった」と明かしている。そして、「一部はディズニーの大作映画とか、“雨に唄えば”のようなクラシック映画とかから(この場合は蛍光パステル色のペンキのモンスーンで歌っているけどね)インスパイアされている。そういう映画のメイン・キャラクター同士の恋愛は非常に見世物的だったりするから、ブレンドンと私の力関係もそういう風にしたかった。示威的で派手。ドラマティックだけれど、あまり真面目過ぎない感じに」と語っている。
テイラーはまた、60年代に活躍したモデル/写真家のパティ・ボイドが大好きで刺激を受けたと名前を挙げているほか、古い恋愛映画のステレオタイプをひっくり返したかったと話している。「バルコニーにいる女子に向かって、男性が道からもったいぶった仕草で埋め合わせをしようとするあれね。でも今回はビジネス・スーツを着た私とたくさんの格好いい女性たちが口説く立場になっている。彼は花や指輪といった、お決まりの女性への罠を使って私を取り戻そうとするけれど、私は“いらない”と断る。でも私に猫を差し出したら?“まあいいわ、私のことわかってるじゃない”ってなるわけ」と彼女はMVの展開について説明している。
さらに、「ME!」はタイトル未定のニュー・アルバムからのリード曲だが、MVにはアルバム・タイトルのヒントが隠されているのだという。「1回見えるし、2回聞こえている」とテイラーは明かし、これらの手掛かりをすべてファンが解き明かせると信じているそうだ。「これらの手掛かりは、違うものがおいおい明らかになっていくよう設計した」という彼女は、「こういうことをすると、まるで自分の名前を当てさせるじれったい魔法の小妖精みたいに聞こえるだろうけど、ファンのみんなから“もう楽しくない”って言われればやめるから」と話している。
「ME!」はこの冬に書いたが、次のアルバムをどのような見た目と感触にしたいか、そしてどのような感情を起こさせたいかということは随分長い間わかっていたそうで、「嵐のあとの空のようにしたかった。カラフルで、穏やかで、どういうわけか以前よりずっと美しく見える感じに」とテイラーは話している。
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