2019/04/26
大ヒット映画『アリー/スター誕生』監督で主演のブラッドリー・クーパーが、米人気トーク番組『エレンの部屋』に出演し、大きな話題となった【第91回アカデミー賞】でのレディー・ガガとのデュエットや、音楽フェスのステージに立った時の心境について語った。
司会のエレン・デジェネレスに、レディー・ガガと『アリー/スター誕生』のツアーに出る予定はないのかと聞かれた彼は、「あるわけないだろ」と苦笑いしながらも、「でも一夜限りとして、脚本を朗読しながら曲もすべて歌う、みたいなのをハリウッド・ボウルとかでやるのも面白いかなとは思っている」と明かしている。
また、【アカデミー賞】授賞式のステージでレディー・ガガと「シャロウ~『アリー/スター誕生』愛のうた」を歌った時のことについては、「実は緊張はしていなかったんだ、すごく努力したから。とにかく努力したし、レディー・ガガがしっかり支えてくれたからね。でも恐怖だったよ」と明かし、「僕はシンガーじゃないし、この映画以前に歌ったことなんてなかったから、すごくクレイジーだった。でも、すごく努力して、支えてくれる人さえいれば、可能だなんて夢にも思わなかったことができるってことの好例なんじゃないかな」と語っている。
ただ、「これがまずかったらもう誰も映画を観なくなるだろうなって思ってたから」と、失敗は一切許されないと考えていたようだ。「“絶対に最高にしなければならない”ってやつだった」とそれなりに緊張していたことは認めつつも、「最高な気分だったよ」と振り返っている。
映画がらみのライブで一番怖かったのは、英国の【グラストンベリー・フェスティバル】のメイン・ステージで撮影のために4分間だけパフォーマンスをした時だったと語っている。何も知らされていない観客から瓶などを投げつけられるかもしれないと思ったからで、もしそうなれば、映画のキャラクターがそれだけ早く落ちぶれる展開にするしかないと考えていたそうだ。「2テイクした。4分間だけ許されていて、“Maybe It’s Time”を2回歌った」と言う彼にエレンが、「みんな気に入っていたみたいじゃない」と返すと、「みんな聞こえてなかったんだよ。実はPAシステム(スピーカー)から音を出していなかったから」と彼は衝撃の事実を明かした。「映画公開前に音楽をリリースできなかったから。だから瓶が飛んでくるかもしれないって思ったんだよ。きっと“誰だよこの聞こえないアホは?”って思われてたから」と彼は語っている。
ちなみに、クーパーが【グラストンベリー・フェスティバル】のステージに立てたのは、その直後に登場したクリス・クリストファーソンのおかげだったそうで、クーパーは、「あれで一番クールだったのは、終わったあとに“レディーズ・アンド・ジェントルメン、ミスター・クリス・クリストファーソン!”って言えたことだった」と話している。クリストファーソンは1976年版の『スター誕生』に主演していた。
◎インタビュー映像
https://youtu.be/X4Vt39WTw08
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