2019/04/24
米津玄師が新曲「海の幽霊」を、2019年6月7日公開のアニメーション映画『海獣の子供』主題歌として書き下ろしたことが発表された。併せて、新たなアーティスト写真も公開されている。
映画『海獣の子供』は、五十嵐大介による初の長編漫画を原作とした海洋冒険物語。アニメーション制作は、『マインド・ゲーム』や『鉄コン筋クリート』なども手掛けた『STUDIO4℃』が担当した。また、声優陣としては主人公の琉花役に芦田愛菜、海役に石橋陽彩、海の兄である空役に浦上晟周らがキャスティングされている。
米津玄師は、2016年に五十嵐大介も参加したルーヴル美術館特別展『ルーヴルNo.9 ~漫画、9番目の芸術~』の公式イメージ・ソングとして楽曲「ナンバーナイン」を提供。それから二人の親交が続き、今回の書き下ろしに繋がったのだという。
『海獣の子供』の原作を10代の頃に読んでいたという米津は、「今読み返してもあの時の衝撃は全く古びず、更に新しい発見をもたらしてくれます。もし映像化されるのであれば歌を作らせてほしいなあなんていうふうに思ってたことが、今日になって実現するというのはなんとも感慨深いです」と喜びを表明。対する五十嵐も、「来るべきものが来たような、不思議な昂揚を感じました。心を高く深く拡げてくれつつ、同時に着地点を示してくれるような美しい歌に出会えて、今はただ感無量です」と感慨深げなコメントを発表している。
なお、今回の発表と同時に公開された新しいアーティスト写真は、米津の「Lemon」のミュージック・ビデオも手掛けた山田智和が撮影。髪色を紺碧のような色に染めた米津の姿が収められている。
◎コメント
米津玄師:
原作を初めて読んだのは10代の頃だと思うのですが、そのすごさに圧倒されたことを憶えています。今読み返してもあの時の衝撃は全く古びず、更に新しい発見をもたらしてくれます。
もし映像化されるのであれば歌を作らせてほしいなあなんていうふうに思ってたことが、今日になって実現するというのはなんとも感慨深いです。
原作が持ってるものに負けないよう、それでいてうまく寄り添えるようなものが、果たして自分に作れるのかと、ここ数ヶ月は問答の日々でした。今は映画館で流れる日を楽しみにしています。
五十嵐大介:
米津玄師さんと初めてお会いしたのは何年前になるでしょうか。
それからの様々な人のつながりを経て、映画「海獣の子供」の主題歌を米津さんに…という話を伺った時、
来るべきものが来たような、不思議な昂揚を感じました。
心を高く深く拡げてくれつつ、同時に着地点を示してくれるような美しい歌に出会えて、今はただ感無量です。
◎公開情報
映画『海獣の子供』
2019年6月7日(金)全国ロードショー
(c)2019 五十嵐大介・小学館/「海獣の子供」製作委員会
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