2019/04/10
DCコミックスを映画化した『ワンダーウーマン』や『アクアマン』に続き、全米興行収入1位を記録した映画『シャザム!』が2019年4月19日に日本公開スタートする。
突如スーパーパワーをゲットした思春期ど真ん中の子供ビリーが、さらわれた親友フレディのためにヒーローとして目覚める。見た目はオトナ、中身はコドモというアメコミ史上最年少のダサかわヒーローの活躍を描いた本作は、その抜群のコメディセンスがかなりの評判を呼んでいる。本作には選曲センス抜群の楽曲が登場するのだが、映画ファン、音楽ファンなら思わずニヤリとしてしまう劇中曲を3つ紹介しよう。
◎ラモーンズ「大人になんかなるものか」
パンク・ムーブメントを牽引した世界的人気ロックバンド、ラモーンズの14枚目のオリジナルアルバム『アディオス・アミーゴス(さらば友よ)』に収録された1曲。アメリカを代表するシンガーソングライターのトム・ウェイツのカバーである同曲の「大人になんかなるものか(I Don't Want to Grow Up)」というタイトルは、見た目はオトナ、中身はコドモのヒーロー、シャザムの心境をまさに言い表したかのよう。そんな本作にピッタリの楽曲が主題歌として起用されている。
◎クイーン「ドント・ストップ・ミー・ナウ」
興行収入120億円を突破し、驚異の大ヒットを続ける映画『ボヘミアン・ラプソディ』によって、クイーンブームが再来した日本。リアルタイム世代だけでなく、10~20代の若者にまで支持されるようになったクイーンの名曲「ドント・ストップ・ミー・ナウ」は、無敵のスーパーパワーを手に入れて悪ノリ全開のビリーのまさに「僕を止めないで」状態を表しているかのようだ。『ボヘミアン~』ではエンドロールとともに流れ、鑑賞後の多幸感を増幅させてくれた同曲が、本作では最年少ヒーローシャザムのノリノリな勢いを加速させる。
◎サバイバー「アイ・オブ・ザ・タイガー」
シルベスター・スタローン主演の『ロッキー』シリーズのなかでも屈指の名曲「アイ・オブ・ザ・タイガー」が本作でも使用されていることが明らかに。ロッキーの故郷フィラデルフィアが舞台となる本作ならではの気の利いた選曲だ。US版予告ではロッキーファンにはおなじみのフィラデルフィア美術館前の広場で、ギャラリーに囲まれてシャザムがスーパーパワーを披露する姿を確認でき、『ロッキー』のオマージュに期待が高まる。ちなみに、原作では孤独を紛らわせるためにビリーが動物園のトラに語りかける一幕があり、コミックファンにも目配せをした選曲にもなっている。
近年、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』や『デッドプール』、『キャプテン・マーベル』などアメコミ映画でも往年の名曲を劇中曲として起用することが最近のトレンド。かつ、作品のテーマに沿ったセンスの光る選曲には、本作への期待は膨らむばかりだ。果たしてどんなシーンでこれらの楽曲が登場するか、ぜひ劇場で確かめてほしい。
◎公開情報
『シャザム!』
2019年4月19日より、全国公開
監督:デビッド・F・サンドバーグ
出演:ザッカリー・リーヴァイ、アッシャー・エンジェル、マーク・ストロング、ジャック・ディラン・グレイザーほか
配給:ワーナー・ブラザース映画
(C)2019 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
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