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2019/04/10 14:40

デュア・リパ、【グラミー賞】受賞スピーチでの“嫌味”発言について語る「思わず口をついて出てきた」

 米誌エル5月号の表紙を飾ったデュア・リパが、2019年の【グラミー賞】で<最優秀新人賞>を受賞した際、同賞の主催団体代表のスタンスを批判したことについてコメントしている。

 【グラミー賞】を主催するナショナル・アカデミー・オブ・レコーディング・アーツ・アンド・サイエンス(NARAS)のニール・ポートナウ (Neil Portnow)は、2018年の授賞式にノミネートされた女性アーティストが極端に少なかった事などについて「女性側の努力が足りない」という趣旨のコメントをしていた。ポートナウは、契約が終了する2019年7月に代表の座を退く。

 デュア・リパは、<最優秀新人賞>の受賞スピーチで、「今年たくさんの素晴らしい女性アーティストたちと共にノミネートされたことを大変光栄に思っています。今年は私たち努力したみたいだね!」とポートナウに対する嫌味とも受け取れる発言をした。

 このコメントについて彼女は、「計画していたことではなかった。思わず口をついて出てきた。でもしっくりきた。あれは明らかに悪口だったけど、同時に彼だってそのことについて発言しているわけだし、自分が何をしたのかわかっている」とエルの特集記事で語っている。

 彼女はまた、SNSなどネットで見られる否定的な傾向やいじめの構図について意見を述べている。「“フェミニズム!(女性たちは)お互いにサポートし合うべきだ!”とか言われる時代だけれど、これを言う人たちが一方でネットで女性を貶めている。そしてメンタル・ヘルスについて発言する人もいじめに加担している。Twitterはすごく有害だ」と彼女は言い、「(Twitterから)少し離れないと創作できない。誤解しないで、私には素晴らしいファンたちがいるしすごくすてきなコメントももらうけれど、思い出すのは悪いやつなんだよね」と語っている。

 デュア・リパは、2018年にアリアナ・グランデに次いで2番目に多くストリーミングされた女性アーティストだった。彼女は現在待望の2ndアルバムの制作に入っているが、まだ具体的に話せるほど全体像が固まっていないようだ。「いろいろなものがミックスされている。女の子として育ち、夜道を1人で歩いて帰宅することが怖かった気持ちから、世界全体にがっかりさせられたあとに人生をまた楽しめるようになることまで。今年の終わりか来年の始めごろにはアルバムを出したいと思っている。トラック・リストはまだ決めていないけれど、全部一緒に歌えるような曲だよ。人に歌ってほしいから曲を作るわけだけれど、誰かに共感してもらいたいから物語を書くという意味もある」と彼女は話している。


◎デュア・リパによる投稿
https://www.instagram.com/p/BwCNKJPh5kX
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