2012/10/02
結成から約6年、デビューから間もなく4年を迎えるステレオポニーが、解散を発表した。
2008年のメジャーデビュー後、2ndシングル『泪のムコウ』でオリコンランキング2位を獲得し、平成生まれのガールズロックバンドとしては史上初の快挙を達成。その後YUIとのコラボ作など現在までにシングル11枚、アルバム3枚をリリースしてきた。
また、10代でアメリカ3大音楽フェスイベント【SXSW】へ出演を果たしたほか、今年は初のU.S.ツアーやアジア初ライブとなるインドネシア公演を行うなど、海外での活動も精力的に実施。
そんなガムシャラに突っ走ってきた彼女たちの中で、変化が生じ始めたのが2009年頃のこと。同年、デビューまで支えてくれた沖縄・あじさい音楽村の創設者である仲宗根陽さんが他界し、その頃から各メンバーの音楽に対する思いがより明確になり、方向性の違いが出始めたという。
2011年には仲宗根さんの生涯を描いた映画『天国からのエール』が公開され、主題歌をステレオポニーが担当。主演を務めた阿部寛との対面を果たした際に、彼女たちは「本当の“にいにい”だと感じられた」と語り、熱のこもった演技に涙を流していた。
そして今年の8月、AIMI(vo,g)が喉のポリープ手術を受けるため、ステレオポニーは1か月の充電期間へ。その間にNOHANA(b)、SHIHO(dr)は海外での短期音楽留学を行い、普段とは違う刺激を受けながら改めて“自分”について考えるようになり、AIMIも“歌う”ということに真剣に向き合った。
こうして各々が自身の想いを胸に秘めながら、再集結した際に今本当にやりたいこと、進んで行きたい道を話し合い、今回の結論に至った。なお、ステレオポニーは解散となるが、NOHANAとSHIHOはEVANPONY(エバンポニー)として活動。AIMIも音楽は続けてゆくとのこと。
また、10月24日にはステレオポニーとしての最後のシングルを発売する。
◎メンバーからのコメント
・AIMI
今までステレオポニーを応援してくれた皆さまへ
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
ステレオポニーのギターボーカルで居られた時間は私の宝物になりました。
これからは、それぞれの道に向かって頑張っていきます。
心からありがとうございました。
・NOHANA
応援してくれる皆様へ
突然の報告になってしまいごめんなさい。
ステレオポニーは私にたくさんの夢を与えてくれました。
特別で大切で大好きなバンド。
このような形になるのは、やっぱり寂しいとか悔しいとかそうゆう気持ちもあるけど、それ以上にステレオポニーとしてたくさんの人に出会えたこと、いろんなことを感じられたこと、ステレオポニーの全てに感謝の気持ちでいっぱいです。
だからこそ、最後まで全力でステレオポニーを届けたい。最後まで私らしく、笑顔で楽しみたいです。
ステレオポニーに関わってくれた全ての皆様、本当にありがとうございました。
・SHIHO
いきなりの解散発表になってしまって本当に申し訳ありません。
いつも支えてくれているファンや関係者の事を想うと、この決断には凄く悩みました。
しかし、音楽と向き合い、自分達と向き合い、考え、悩んだ結果、これが一番最善の方法だと思い、このような報告になってしまいました。
ステレオポニーが無くなってしまう事は本当に心が苦しくなりますが、それでも、それぞれがそれぞれの道を真っ直ぐに進んでいくと決意したので、
誠に勝手だとは思いますが、これからも私達を見守って頂けたら幸いです。
ステレオポニーを今まで支えてくれて本当にありがとうございました。
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