2012/10/01
2010年の7周年記念バースデーライブを最後に、公の場から退いていた大塚 愛。自身の生まれた9月に2年ぶりとなるライブ【大塚 愛 LOVE IS BORN ~9th Anniversary 2012~】を開催し、各地のファンと感動の再会を果たした。
<2年前の約束「必ず生きて、またどっかで会いましょう」>
2010年9月 横浜赤レンガパークで開催した【大塚 愛【LOVE IS BORN】~7th Anniversary 2010~】(http://bit.ly/Qh7ZmH)にて、自身も号泣するほどのドラマティックなライブを展開し、「毎日生きていると、そりゃたまには“あーもう死にたくなるさ”と思うこともあるけれど、同じように“絶対に死にたくないわ”と思うことも絶対あるので、この先にお互いに何があっても必ず、必ず生きて、またどっかで会いましょう。ありがとう」と言い残してから2年。その約束通り、彼女は全国4か所5公演にわたるアニバーサリーライブを開催し、ファンの目前へと帰ってきた。
<20代最後の日、再会の歌は3.11後に制作された「ヒカリ」>
30歳となる誕生日前日と当日、9月8日と9日の日比谷野外大音楽堂では、まず2年前の公演の最後を飾った「I ■ ×××」(■=ハート)の旋律がストリングスによって奏でられ、流れるように大塚 愛の歌う「ヒカリ」(昨年秋にファンクラブモバイルサイト『LOVE9CUBE』会員限定で配信した曲。3.11後に「真っ暗な状態の中にいる人がいても、そこから何とか生き延びてほしい」という想いから制作された)がどこからともなく響き渡る。そして、それを歌い終えた彼女がスモークの中から静かに姿を現せば、客席からは「愛ちゃん!」「おかえり!」と、この瞬間を待ち侘び続けていたファンたちの声が飛び交う。
普通はここで互いに感傷に浸るものだが、間髪入れず「さくらんぼ」「フレンジャー」「pretty voice」とキラーチューンを連発し、存分に“大塚 愛”を体感させたところで、「久しぶりっ」と書かれたタオルをファンと掲げ合う。そして最初のMC。「こんばんは、大塚 愛です。ようこそ、2年ぶりの【LOVE IS BORN】へ。よくぞ来てくれました! ありがとう」―――ようやく聴けた生の声と音楽に誰もが歓び、酔いしれていく。
<ただいまとおかえりを交換。大塚 愛、第2幕スタート>
ピアノの弾き語り、ダンサーを交えてのパフォーマンス、ボールを“ポンポン”客席に吹っ飛ばしつつのバカ騒ぎ。あらゆる表現でもって名曲たちを届け、本編終盤のエモーショナルなバンドサウンドと共に歌い飛ばした「ロケットスニーカー」「未来タクシー」では、あまりの高揚感に涙を流すファンの姿も。また、2年ぶりの「もう1回!」コールによって幕を開けたアンコールでは「私、丸9年を迎えて、10年目に入るんですけど」と、自身のストーリーをデビューまで遡りながら「みんな、ここまで私を見捨てずずっと楽曲を聴いてくれて、こうやって集まってくれて、本当に感謝してます」と告げる。
そして、デビューシングルのc/w「向日葵」を穏やかなストリングスの調べと共に歌い、自身の誕生日を「Birthday Song」大合唱で祝い、さらには満を持してのパーティーチューン「CHU-LIP」で再び大はしゃぎ。アンコールでは、この先も楽しいことをやろうとしている旨を伝え、期待を募らせたところで「バイバイ」を満面の笑みで披露した。最後は「ただいまぁ!」と大声で叫び、みんなからの「おかえりぃ!」を一身に浴びた大塚 愛。この2年間で音楽シーンは大きく形を変えたが、そこで彼女がどんなセンセーションを巻き起こしてくれるのか。今後の動向にもぜひ注目してほしい。
Photo by 田中聖太郎
◎ライブ【大塚 愛 LOVE IS BORN ~9th Anniversary 2012~】
09月08日(土)09日(日)日比谷野外大音楽堂 SET LIST:
01.ヒカリ
02.さくらんぼ
03.フレンジャー
04.pretty voice
05.チケット
06.ごめんね。
07.One×Time
08.ユメクイ
09.クムリウタ~桃ノ花ビラ
10.プラネタリウム
11.Is
12.アクション10.5
13.LUCKY☆STAR
14.ポンポン
15.ロケットスニーカー
16.未来タクシー
En1.向日葵
En2.Birthday Song
En3.CHU-LIP
WEn1.バイバイ
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