2019/03/26
現役の最高裁判事として活躍するルース・ギンズバーグの若かりし頃をフェリシティ・ジョーンズ主演で描いた『ビリーブ 未来への大逆転』の主題歌「ヒア・カムズ・ザ・チェンジ」の字幕入りビデオが公開された。
1970年代のアメリカで、世紀の<男女平等>裁判で大逆転を成し遂げた女性弁護士ルース・ギンズバーグは、アメリカで最も尊敬される女性に選ばれ、正義と平等のために闘う存在として敬愛され続けている。
そんなルースを題材にした本作の主題歌を歌うのが、ドクター・ルークとの訴訟問題から見事に復活したケシャだ。彼女が本作のために描き下ろした主題歌「ヒア・カムズ・ザ・チェンジ」は、“さあ 変わる時が来る 私達の時代が来る”と、映画とリンクする力強い歌詞が印象的で、劇中の映像とともに歌い上げられる歌詞のひとつひとつが、エモーショナルに胸を打つ。
ケシャはオファーをもらった時の心境を「自分はふさわしくないと思ったわ。作曲はとても個人的なプロセスで、大体は自分自身が体験したことからインスピレーションが来る。だから、誰か他の人の人生についての曲で、それもルース・ベイダー・ギンズバーグ判事っていうことで、ちょっとおじけづいてしまったの。」と語る。しかし、映画を観て多くのインスピレーションを受けた彼女は、「誰でも一つの小さい行動を起こすことによって、長く続く変化をもたらすことができるっていう私自身の信念を思い起こした。だから、生涯をかけてたゆむことなく、また速度を緩めることもなく平等のために闘ってきたギンズバーグ判事に敬意を表するために私ができることをやりたいと思ったし、私も声を上げたいと思ったの。」と、この主題歌にかける意気込みを明かしている。
曲作りには、音楽界のアイコン的存在であるボブ・ディランが公民権運動の時代やベトナム戦争の時代に書いた曲が参考にされた。ケシャは「この曲の歌詞は、とても露骨だった。“外では激しい戦いが巻き起こっている/すぐに君の家の窓や壁もガタガタと音を立て始めるだろう/時代は変わりつつあるから”という風にね。だから、私もディランのように、人が私の歌を聞いたら刺激を受けて、憎しみや対立に対して立ち上がって抗議するような曲を書きたいと思ったの。」と曲に込めた想いを語っている。「私の曲とビデオで思い出して欲しい。自分の信念を声に出すだけでいいの。そうすることで、私たち共通の将来に良い影響を与えることができるのよ。」と力強いメッセージを残したケシャ。彼女の言葉通り、100%負けると断言された裁判で、信念を持って声を上げたルースは歴史を変える大逆転劇を引き起こす。観る者の心を揺さぶるルース・ギンズバーグの物語『ビリーブ 未来への大逆転』は絶賛公開中。
◎「ヒア・カムズ・ザ・チェンジ」ミュージックビデオ(字幕入り)
https://youtu.be/h4bUQlwBsw8
◎公開情報
『ビリーブ 未来への大逆転』
現在公開中
監督:ミミ・レダー
出演:フェリシティ・ジョーンズ、アーミー・ハマー、キャシー・ベイツほか
(C)2018 STORYTELLER DISTRIBUTION CO.
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