2019/03/23
今週の洋楽まとめニュースは、スコットランド出身の新人シンガー・ソングライター、ルイス・キャパルディについてから。ルイスの最新シングル「サムワン・ユー・ラヴド」が、全英シングル・チャートで3週連続1位を獲得した。その要因としては、曲の良さもさることながら、臓器移植に関わる2つの家族の感動的な実話を描いたミュージック・ビデオが挙げられる。このビデオは臓器提供チャリティ“Live Life Give Life”とのコラボレーションで、YouTubeのコメントには曲やビデオの映像への感動の声が多く寄せられている。また、ルイスは2019年5月17日にデビュー・アルバム『Divinely Uninspired To A Hellish Extent』をリリースする予定だ。
ルイス・キャパルディ、全英が泣いた新曲が全英3週連続1位を獲得
女優ジャミーラ・ジャミルがインスタグラムで開始したインタビュー・シリーズ『I Weigh』の第1回にサム・スミスが登場し、自身がジェンダークィアでノンバイナリーであると初めて明言した。サムは、ノンバイナリー、つまり男性にも女性にも分類されない性別認識を持つと発言した人たちについて調べていた時に、自分に当てはまると気付いたと語っている。さらに、もう少し詳しく話してほしいと促されると、「僕は男性でも女性でもなく、どこかその間を流れているんだと思う。領域内のどこかってこと」と説明している。このインタビューでは、ジェンダーの問題とともに自分の体との付き合い方についてもサムは語っている。
サム・スミス、自身のジェンダーが流動的と明かす「男性でも女性でもなく、どこかその間を流れている」
ビリー・アイリッシュが、村上隆とコラボレーションした「you should see me in a crown」のミュージック・ビデオをApple Musicで先行リリースした。元々、お互いの作品のファンだったという両者は、ビリーが2018年の【SUMMER SONIC】出演で来日した際に、このビデオを日本で制作。ビリーは「村上隆はとてつもなく優れた世界観の持ち主。彼とコラボレーションできて本当に誇りに思う。私達のアイデアと世界観がこのビデオの中でぶつかり合っている」とコメントしている。
ビリー・アイリッシュ、村上隆とコラボした最新MV公開「とてつもなく優れた世界観の持ち主」
さて、今週の米ビルボード・ソング・チャートでは、アリアナ・グランデの「7 rings」が首位に返り咲いた。先週は2位にダウンしていた同曲だが、依然ストリーミングが強く、高視聴回数をキープして通算6週目の1位復帰。これで2018年9月29日付チャート以降、2週を除く24週間をポップ・ソングが独占することになった。また、ポスト・マローン&スウェイ・リーの「サンフラワー」は、先週の4位から2位に上昇。同曲はヴァンパイア・ウィークエンドも3月21日に英BBC Radio 1の『Live Lounge』でカヴァーしている。さらに、昨年末にリリースした新曲「Wow.」も、先週の7位から5位にランクアップさせている。
【米ビルボード・ソング・チャート】アリアナ首位返り咲き、ポスト・マローンTOP5に2曲ランクイン
ヴァンパイア・ウィークエンド、ポスト・マローンのカヴァーを披露
米ビルボード・アルバム・チャートでは、ジュース・ワールドの新作『デス・レース・フォー・ラヴ』がNo.1デビューを果たし、ジュース・ワールドにとって初のNo.1獲得となった。このアルバムは収録曲数が22曲と多く、それによってストリーミングの視聴回数が増えたことが要因と考えられる。そして、今週4位に初登場したのは、マレン・モリスの新作『ガール』。【第59回グラミー賞】で<最優秀カントリー・アルバム賞>にノミネートされた前作『ヒーロー』の最高位が5位、昨年大ヒットしたゼッドとのコラボ曲「ザ・ミドル」の最高位も5位だったため、シングル、アルバム両チャート含めての自己最高位となった。
【米ビルボード・アルバム・チャート】ジュース・ワールド自身初のNo.1、マレン・モリス4位デビュー
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