2019/02/23 13:00
今週のHot100は初登場組が多い。新顔が4曲もベスト10に入っている。こうやってチャートが活性化していくのはいいとは思うのだが逆にロングセールスが際立って見える。米津玄師の「Lemon」は圧倒的だが、そこに迫るようにチャート上位に君臨し続けているのが、今週5位となったあいみょんの「マリーゴールド」だ(【表1】)。
あいみょんのチャート分析については、これまでにも何度か書いてきたが、なんといってもストリーミングにおける支持に尽きる。去年の8月にリリースされてから半年になろうとしているのに、いまだに連続1位記録を更新している。フィジカルのCDが80位ということからも、間違いなく配信向きのアーティストであることがわかる。
ただ、この曲はストリーミングの強さだけでは語れない。米津玄師ほどではないとはいえ、動画の閲覧数がここに来てぐいっと上昇している。加えて、カラオケでの指数も、年末からずっと上がり続けている。他のポイントもあるとはいえ、ストリーミングを含む配信、動画、カラオケの3つの要素によって、軽々とベスト10入りをキープしているといえる。
これに近い動きをしているのが、今週10位をマークしているDA PUMPの「U.S.A.」だ(【表2】)。この曲もストリーミング、動画、カラオケという3つのポイントによって上位をキープし続けている。一概にすべての楽曲には当てはまらないが、この3つを押さえることがロングセールスへの近道なのかもしれない。Text:風奏陽
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