2月18日は米ヒップホップ界が生んだ大御所プロデューサー、ドクター・ドレーの54歳の誕生日。

　ドクター・ドレーことアンドレ・ヤングは1965年2月18日、アメリカ・カリフォルニア州コンプトン生まれ。1990年代に西海岸ギャングスタ・ラップの中心人物としてシーンに頭角をあらわし、スヌープ・ドッグや2パックらとともに音楽界を席巻したドクター・ドレー。1993年にリリースしたソロ・デビュー作『ザ・クロニック』は、今もヒップホップを語るうえで欠かせない歴史的名盤であり、全米ビルボード最高位2位、売上はトリプル・プラチナムを記録。世に“Gファンク”という言葉を浸透させた。その後、エミネムや50セントらをシーンへと送り出し、プロデューサーとしての地位を不動のものとしたドクター・ドレー。自身は2015年には16年ぶりの新作にして“最後のスタジオ・アルバム”と銘打った『コンプトン』を発表。全米ビルボード2位を獲得している。

　また、近年はヘッドホン・ブランド『beats by dr.dre』を設立し、実業家としても大成功を収めたことでも広く知られており、Netflixにてドキュメンタリーも放映されるなど、今やヒップホップ界のみならず米音楽界の重鎮として存在感を発揮し続けている。