2019/02/08 16:20
ジャスティン・ビーバーが、妻のヘイリーと米ヴォーグ誌最新号の表紙を飾り、2年ぶりに本格的なロング・インタビューに応じている。2015年にリリースした『パーパス』を携えたツアー時期以来となるインタビューで、同ツアー中にうつ状態だったことや、一時期自分の意思で禁欲生活を送っていたこと、そして宗教観などについて率直に語っている。
彼は最近、ホフマン・インスティチュートの自己成長修養会(リトリート)に参加してみたそうだが、そのプロセスを受け入れられなかったようだ。「交霊会(séance)をやるんだよ。本当は交霊会じゃないんだろうけれど、そういう様式みたいな。キャンドルに火をつけたりするんだけど、何だかビビっちゃってさ。マットに座って、枕を置いて、そこから自分の過去を叩き出すんだよ」と彼は体験を語っている。
彼が叩き出したかった過去は両親にまつわる記憶だったそうで、「僕の人生のほとんどの間、母はうつ状態だったし、父は怒りの問題を抱えていて、それを叩き出した。二人がそれを僕に引き継がせたことを、僕はちょっと怒っていたんだよね」と彼は明かしている。
2016年からスタートし、150回以上のコンサートを行った【パーパス・ツアー】だったが、彼は2017年の夏に最後の14公演を突然キャンセルした。久しぶりのインタビューで無防備な気持ちでいることを隠さない彼は、「ツアー中にすごいうつ状態になってしまった。このことについてあまり話したことがないし、話していないことについてまだ自分の中で処理しきれていない。孤独だった。時間が必要だった」と振り返っている。
禁欲生活は、幼馴染で長い間友人同士だったヘイリーと恋愛関係に発展した2018年6月まで1年以上続けていたとのことで、「セックスに関する本当の問題」を抱えていたからだと彼は語っている。長年苦しめられた薬物を断ち、飲酒も付き合い程度に抑えていた彼の最後の弱みが性依存だったため、神に近づくために自分の意思で行っていたそうだ。彼は、「(神は)ルールなどを求める意味で、自分のためにセックスをするなとは言っていない。“傷つき苦しくなるようなことから守ってやろうとしている”と(神は言っている)。人は時々自分に自信がないからセックスをすることがある。自尊心が低いから。女性もやるし、男性だってやる」と説明している。
さらに彼は、「そういうやり方で神にまた自分をささげたかった。その方が自分の魂の調子がいいと感じたから」と続け、「その結果として、神がヘイリーを与えてくれたんだって信じている。恩恵もあったんだよ」と語っている。
毎週欠かさず教会に行き、信仰の厚いイメージのある彼だが、「自分が信心深いとは思っていない」とインタビュアーに語っている。「(これを言うと)多くの人を困惑させるみたいだけどね。“でも教会に行くじゃないか”って。僕はキリストの話は信じているよ。ただ、僕が信じていることはそれくらいシンプルなんだ」と彼は説明している。
「宗教上のエリート意識や気取り、たとえば教会に行く人の方が偉いだとか、教会に出席して特定の服装で行かなければならないとか、そういうものは信じていない。宗教の話題になると神経質になるんだよ、(宗教は)多くの人に害を与えてきたからね。宗教のせいで起きてきた、そして今も起きている不当行為を擁護するような人間だとは思われたくない」と彼は自身のスタンスを述べている。
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