2019/01/30
野宮真貴のソロアルバム『miss maki nomiya sings』のリイシューが3月20日に決定し、エッセイ『赤い口紅があればいい』の文庫が2月7日に発売されることも発表された。
昨今は「渋谷系を歌う」と題していわゆる渋谷系の楽曲をCDやコンサートで歌い継いでいる野宮真貴が、そのルーツともいえるピチカート・ファイヴ時代、初にして唯一リリースしたソロアルバムが『miss maki nomiya sings』だ。本アルバムは2000年にリリースされたもので、ピチカート・ファイヴの世界進出と同時期にアメリカで活躍した本田ゆか(CIBO MATTO)やテイ・トウワ、野宮のデビューアルバムをプロデュースした鈴木慶一、KISSファン同士として交流のあるHEESEY(THE YELLOW MONKEY)など、個性あふれるプロデューサー陣によってピチカートとは異なる彼女の魅力が引き出されている。
本作の約半分はイタリアのナポリ沖にあるカプリ島(青の洞窟で有名)でレコーディングされ、当時日本で知る人ぞ知る存在であった「イタリアの渋谷系」モンテフィオーリ・カクテルやVIP200と言った、全世界同時多発なシンクロニシティアーティストたちとコラボを行ったアルバムとなっている。今回のリイシューでは、ボーナストラックとして、同時期に録音していた(当時はコンピレーション盤でしか聴くことの出来なかった)入手困難な横山剣とのコラボによる「地球を七回半まわれ」も収録される。
また、2月7日には、2016年に発売され増刷を重ねた野宮真貴のエッセイ『赤い口紅があればいい』が文庫で発売されることが決定。本作では、国内外で多くのファンを持つファッショニスタにしておしゃれカリスマの野宮真貴が“簡単に美人に見える方法”を惜しげもなく明かしている。
◎野宮真貴 コメント
ジェットセッター野宮真貴が世界中を旅しながらアルバムを作ったら…」というコンセプトで、世界中の渋谷系のアーティストと一緒に作り上げたこのアルバムは、いまでも私の宝物です。
N.Y.で活躍するチボマットの本田ゆかさん、N.Y.の渋谷系DEE-LITEを経て東京でソロ活動を始めたテイトウワくん。
お互いに大好きなロックバンドKISSのカバーしたザ・イエロー・モンキーのヒーセ。
ミラノ在住のDJ岩村学くん、世界の玄関口・羽田空港近くに住み(笑)、私のデビューアルバムのプロデューサーでもある鈴木慶一さん。60'sイタリア映画音楽のカバーバンドV.I.P.200やラウンジ・ミュージックのモンテフィオリ・カクテルとのオリジナル・ソングなど。
わがままを言って、イタリアのカプリ島のスタジオで行った夢のようなレコーディングは、今でもカプリのレモンの香りと共に鮮明に思い出されます。
あれから19年。「世界中の渋谷系の名曲を歌い継いでいく」という思いで、今でも私は歌い続けていますが、それはこのアルバムから始まっていたのかもしれません。
今回のリイシューで、私と一緒に音楽の旅を楽しんで欲しいと思っています。
◎リリース情報
リイシュー『miss maki nomiya sings』
2019/03/20 RELEASE
COCP-40774 2,500円(tax in.)
<収録曲>
1.スター・ストラック/本田ゆか(CIBO MATTO)
2.Baby/テイ・トウワ
3.フィオレラ・ウィズ・ジ・アンブレラ/VIP 200
4.ギンザ・レッド・ウィ・ウィ/インスタント・カフェ・レコーズ
5.アリヴェデルチ・ア・カプリ/モンテフィオリ・カクテル
6.太陽の真下/鈴木慶一
7.Nicola/岩村学
8.トップレス・パーティ/VIP 200
9.マイ・ボサノバ/モンテフィオリ・カクテル
10.ハードラック・ウーマン/HEESEY(THE YELLOW MONKEY)
11.地球を七回半まわれ(BONUS TRACK)/クレイジーケンバンド
◎販売情報
文庫本『赤い口紅があればいい いつでもいちばん美人に見えるテクニック』
2019年2月7日発売
500円(tax in.)
発行元:幻冬舎
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