2019/01/11 11:20
レディー・ガガが、2013年にリリースしたR.ケリーとのデュエット曲「ドゥ・ホワット・ユー・ウォントfeat. R.ケリー」を、iTunesを含むすべてのサービスから削除すると発表した。彼女はTwitterに長文を投稿し、今月上旬に全米で放映され大きな反響を呼んでいるドキュメンタリー・シリーズ『Surviving R. Kelly』(サバイビング・R.ケリー)の中で、ケリーによる性的暴行被害を告発した女性たちへの支持を表明すると同時に、“稚拙な判断をした”と謝罪した。
2019年1月9日に謝罪文のスクリーンショットをツイートした彼女は、「私はこれらの女性たちを1,000%支持し、信じます。彼女たちが悩み、苦しんでいることをわかっていますし、彼女たちの訴えが広く知られ、深刻に受け止められるべきだと痛切に感じています」と綴っている。
2013年のアルバム『アートポップ』に収録された同曲の原題は「Do What U Want (With My Body)」で、“私の体をあなたの好きなようにして”という意味だ。ガガはこのタイトルについて、「当時の私の考え方があからさまに歪んでいたことが明らかだと思います」と述べている。
彼女は、「私も性的暴行の被害者であり、(「ドゥ・ホワット・ユー・ウォント」)とミュージック・ビデオを作ったころは自分にとって光明のない時期で、自分の意図としては、非常に反抗的で挑発的なものを作り出すことでした。自分の人生で起きたことのトラウマがまだ整理できておらず、怒っていたからです」と説明している。
ガガは、ケリーに対する申し立ては“恐ろしく、弁解の余地がない”とした上で、iTunesなどのストリーミング・サービスから削除し、“二度と一緒に仕事をしません”と綴っている。「もし過去に戻ってまだ若かった自分と話ができるなら、あれから受けてきたセラピーに行くよう勧めます。そうすることによって、当時自分が置かれていた、心的外傷を受けた後の混乱した状態を理解できたはずだからです。仮に私や、私と同じ状況に置かれた人がセラピーを受けられる環境になかったとしても、助けを求めて、できるだけオープンに正直に自分の体験を話すべきだと言います」と彼女は綴っている。
そして彼女は、「過去には戻れませんが、前進ならできますし、性的暴行の被害にあった女性や男性、性的アイデンティティーや人種に関係なくすべての人たちを支援することもできます。私はこれまでのキャリアを通じ、この問題などに対する自分のスタンスを何度も行動で示してきました。言い訳をするためではなく、説明をしたかったからこの投稿をしています。(性的暴行の被害者の気持ちは)自分の身に起きないかぎり、わからないものです。でも私は今自分の気持ちをわかっています」と述べ、「若かったころに稚拙な判断をしたこと、そしてもっと早く意見を表明しなかったことの両方について謝罪します。愛しています」と締めくくっている。
◎レディー・ガガによる投稿
https://twitter.com/ladygaga/status/1083237788663697408
I stand by anyone who has ever been the victim of sexual assault: pic.twitter.com/67sz4WpV3i
— Lady Gaga (@ladygaga) January 10, 2019
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