2019/01/04
2018年12月31日に放送された『第69回 NHK紅白歌合戦』の世帯視聴率、NHK制作局エンターテインメント番組部 部長によるコメントが公開された。
関東・関西共に、視聴率が前回よりアップした今回の『NHK紅白歌合戦』。番組部 部長は、企画や見どころを振り返りつつ、「人々の思いを、例年にも増して“紅白という器”いっぱいに詰め込んで、視聴者のみなさんにお届けできたと自負しています。」とコメントしている。
◎世帯視聴率
※ビデオリサーチ調べ。( )は前回。
<関東>
前半:37. 7%(35.8)
後半:41. 5%(39.4)
<関 西>
前半:35. 2%(33.2)
後半:40. 5%(39.6)
◎NHK 制作局エンターテインメント番組部 部長 二谷 裕真 コメント
「第69回NHK紅白歌合戦」を終えて
第69回紅白歌合戦は、第67回から「夢を歌おう」という共通テーマを掲げた3年目でしたが、なにより「平成最後の紅白」を強く打ち出した紅白でした。
前回に引き続き制作した「グランドオープニング」VTRでは、年末を過ごす家族や友人たちの部屋をイメージしながら平成紅白の名シーンを振り返りました。
司会陣は、2年連続となった総合司会の内村光良さんがコントやダンスに大活躍すれば、紅組司会の広瀬すずさんは人生初の司会とは思えない落ち着きを見せ、白組司会の櫻井翔さんは安定感抜群! それぞれの魅力たっぷりに息の合った進行で、番組を盛り上げてくれました。
ゲスト審査員は、大河ドラマの主役・中村勘九郎さんと阿部サダヲさんから、タレントの出川哲朗さんまで、バラエティに富んだ豪華な11人。永野芽郁さん、安藤サクラさん、そして司会の広瀬さんで3作連続の朝ドラヒロインが勢ぞろいしたことも注目されました。
審査方法は、ゲスト審査員 11人での勝敗1ポイントと会場審査員(観客)での勝敗1ポイント、そして視聴者審査員での勝敗1ポイント、計3ポイントで競うという単純明快なシステムを初めて採用。白組が2ポイントを獲得して勝利しました。
歌唱シーンはいずれも紅白ならではのダイナミックな演出でお楽しみいただきました。松任谷由実さんの「私が好きなユーミンのうた」募集企画で、スタジオ歌唱シーンからNHKホールに突然現れる演出、米津玄師さんの幻想的な世界観を表現した徳島からの中継、北島三郎さんの大復活、サザンオールスターズ35年ぶりのNHKホール歌唱など、ひとときも視聴者を離れさせまいと渾身のシーンの連続だったと思います。
また今回は、BS4K8Kで本放送された初めての年でもあり、迫力の鮮明映像をお楽しみいただけたと思います。
2018年は、冬季オリンピックやサッカーワールドカップをはじめ、アスリートたちが華々しい活躍をみせ、勇気をくれた年でしたが、一方で多くの災害に見舞われた年でもありました。うれしいこと、楽しいこと、悲しいこと、辛いこと、そんな人々の思いを、例年にも増して“紅白という器”いっぱいに詰め込んで、視聴者のみなさんにお届けできたと自負しています。
改めまして、全ての出演者の皆様、また撮影や中継に御協力いただいた関係者の皆様、そして全国の視聴者の皆様に心より感謝申し上げます。
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