2012/09/18 13:15
妖しい社交界を思わせる煌びやかなマスクで目元を隠し、スーツを着込んで官能小説のような歌詞を歌い上げる昭和ピンク歌謡界のホープ リバーシブル吉岡が、9月14日にロックの聖地として知られる新宿LOFTのライブイベントに出演した。
今回、彼が出演したステージは、唄とアコーディオンで魅了する姉妹ユニット チャラン・ポ・ランタンの新作リリースを祝して開催された【新宿ロフト&チャラン・ポ・ランタン presents 女をなめんなよスペシャル vol.2】。イベントのトップバッターを務めるリバーシブル吉岡は、いつもの風体で誰も引き連れずにただひとり、バーステージに姿を現した。
まずはちんすこうや乾燥マンゴー、栗まんじゅうなど名産品を連呼する「お土産の歌」で初見の観客にご挨拶をかますと、この日はまだ音源化されていない新曲「親心」を披露。若い女性へ向けた一方的で粘性の高い劣情を叫び上げる異常な世界観は、観衆に驚嘆混じりの笑い声を上げさせた。
その後もリバーシブル吉岡は、客に恋したミュージシャンの苦悩をV系風に綴る「maria」、タイトルからして本イベントとは相反する「あたしが貴女の貝を舐めるから貴女はあたしの貝舐めて」などを続けて次にバトンタッチ。昭和の背徳感を音にする歌謡グループ サロメの唇がメインステージの幕を開け、続いてのバーステージでは激情を吠える男女ブルースデュオ T字路sと、2つのステージで交互にライブが繰り広げられていった。
そしてメインステージには、この日の参加陣ではもうひとつの男性ボーカルバンドとなる井乃頭蓄音団が登場し、マーズ・ヴォルタと尾崎豊、もしくは友部正人が融合したようなド級のロックミュージックを展開。主催のチャラン・ポ・ランタンはリズム隊やホーンセクションが揃う“愉快なカンカンバルタン”と共に、妖艶で華やかなジプシーミュージックを奏でて、イベントは賑々しく大団円を迎えた。
なお、リバーシブル吉岡は今後も各地でイベントを控えており、9月23日に神戸のmusic zoo kobe 太陽と虎で行われるイベントライブに、10月27日には池袋ADMへ出演。その後も大阪や愛知でのイベント出演を控えている。
◎リバーシブル吉岡 ライブ出演情報
9月23日(日) music zoo kobe 太陽と虎
10月27日(土) 池袋ADM
【オオサキモモカ(クレストン・モバード)企画『初体験 vol.1』】
10月28日(日) 難波ROCKETS
【Sue the Night 2 at AICHI】
11月24日(土) 愛知 岡崎CAMHALL
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