2018/12/07
Billboard JAPAN Hot 100から洋楽曲を抽出した国内洋楽チャートの【Billboard JAPAN HOT OVERSEAS of the Year 2018】は、エド・シーラン「シェイプ・オブ・ユー」が1位を獲得した。
「シェイプ・オブ・ユー」は、4週目の2017年2月6日付けのストリーミング・チャート以降、トップ20を維持。そのストリーミングと国内における動画再生回数の多さから、【年間HOT 100】でも14位につけている。2019年4月には自身初の東阪ドーム来日公演が控えていることもあり、「シェイプ・オブ・ユー」の人気ぶりは、しばらく続きそうだ。
2位は、映画『グレイテスト・ショーマン』より、「ディス・イズ・ミー」がチャートイン。映画の日本公開前から、ストリーミングで好調な売行きを見せていたアルバム『グレイテスト・ショーマン(オリジナル・サウンドトラック)』は、日本国内でも爆発的な大ヒットを記録。「ディス・イズ・ミー」も、公開後からジワジワとストリーミング・チャートで順を上げていき、映画公開から約一か月後の4月19日付(3月26日~4月1日集計)に最高6位をマーク。この曲が持つ強いメッセージに加え、キアラ・セトルのテレビ出演や、全国で実施されたアンコール応援上映など長期的なメディア露出によって、公開後も多くの人に浸透されていったのだろう。
トップ10内のアーティストを見てみると、集計期間中に来日したアーティストがずらり。「ハバナ feat.ヤング・サグ」が3位についたカミラ・カベロは、【グラミー賞】直後の来日タイミングで同曲がラジオで頻繁に流れ、オンエア回数は当時の星野源「ドラえもん」に続く2位を獲得。ゼッドは「ステイ」が【グラミー賞】にノミネートされたことと、年始の日本限定アルバム『ステイ+』のリリース、そして3月には来日公演と、話題が続いた。7位にチャートインしているブルーノ・マーズ「フィネス」に至っては、1月8日にカーディ・Bを迎えた新たなヴァージョンが配信され、ラジオ、動画再生数、ダウンロードが急上昇。その年の【グラミー賞】の主要部門受賞とパフォーマンスが注目を集め、【グラミー】後に再び各指標で大きな動きを見せた。
4位のアリアナ・グランデ「ノー・ティアーズ・レフト・トゥ・クライ」は、2017年5月にアリアナのコンサート会場で起こった爆破テロ事件以来のリリースということで話題を呼んでおり、今年5月の楽曲リリースと、8月のアルバム『スウィートナー』発売のタイミングでポイントを稼ぎ、そのラジオ数は星野源「ドラえもん」、米津玄師「Lemon」に続く年間3位という功績を残している。そして、9位「シー・ユー・アゲイン」と10位「クローサー feat.ホールジー」は、高い動画再生回数により、昨年に引き続きトップ10にステイするかたちとなった。
◎【Billboard JAPAN Hot Overseas of the Year 2018】トップ10
1位「シェイプ・オブ・ユー」エド・シーラン
2位「ディス・イズ・ミー」キアラ・セトル & ザ・グレイテスト・ショーマン・アンサンブル
3位「ハバナ feat.ヤング・サグ」カミラ・カベロ
4位「ステイ」ゼッド & アレッシア・カーラ
5位「ノー・ティアーズ・レフト・トゥ・クライ」アリアナ・グランデ
6位「ザ・ミドル」ゼッド,マレン・モリス,グレイ
7位「フィネス feat.カーディ・B」ブルーノ・マーズ
8位「シンフォニー feat.ザラ・ラーソン」クリーン・バンディット
9位「シー・ユー・アゲイン」ウィズ・カリファ feat.チャーリー・プース
10位「クローサー feat.ホールジー」チェインスモーカーズ
集計期間:2017年11月27日(月)~2018年11月25日(日)
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