2018年11月13日に放送された『レイトx2ショーwithジェームズ・コーデン』の“Carpool Karaoke”(カープール・カラオケ)コーナーにミーゴスが登場し、「ウォーク・イット・トーク・イットfeat.ドレイク」や「Bad and Boujee」(バッド・アンド・ブージー)などの自曲とともに、意外なアーティストの楽曲にミーゴス風アドリブを加えたカヴァーなども披露した。

　今やすっかり一つのスタイルとして確立された“Dab”ダンスを考案したのはミーゴスであるというのは事実かと聞かれると、助手席に座ったクエイヴォが、「そのとおり」と認め、「Dabbin’(ダビン)はもともと自信たっぷりに歩くこと(swaggin’)から来てるんだ。“俺のdabを見ろよ”ってのは“俺の自信(swag)を見ろよ”ってことだった」と、ダンスの由来を説明した。冒頭の「ウォーク・イット・トーク・イット」でそれとなくdabを踊っていたコーデンは、自分のような中年オヤジがdabダンスをダサいものにしてしまってすまないと彼らに謝るとクエイヴォは呆れた表情を見せていたが、故ホイットニー・ヒューストンの「すてきなSOMEBODY」がかかるとアドリブを足しながらdabのお手本を見せていた。

　「ドナルド・グローヴァー(チャイルディッシュ・ガンビーノ)が、“メイクラブするには‘Bad and Boujee’が最高だ”って言ってたの知ってる？」とコーデンが聞くと、クエイヴォは、「“Bad and Boujee”でメイクラブしたことある？」と逆に尋ね、コーデンがこれまではなかったが今夜してみると答えると、「気をつけないと子どもが10人くらいできちまうかもよ」と忠告していた。「Bad and Boujee」を歌ったあと、後部座席のオフセットが突然札束の山をボストンバッグから引っ張り出し、驚いたコーデンが車を止めて数えると全部で20万ドル(約2,270万円)の現金を彼らは持ち歩いていたことが判明した。

　その現金でイケてる服を買ってくれないかと頼むコーデンのために、ミーゴスが派手めの“drip”(イケてる)スタイルをコーディネートするが、どれもしっくりこない。シルバーのコートやジャケットに着られながら、「これがdripなの？僕、drippin’なの？」と不安げなコーデンは、「全然drippin’な気がしない。ミーゴスみたいにならない」とぼやきながらも、最終的には“自信たっぷりな歩き方”(swag)を教えてもらい、満足した様子だった。

　車に戻った一行は「モータースポーツ」のカーディ・Bのヴァースをノリノリで披露し、最後は、「ミーゴスはプロデュースがうまいから、どんな曲でもさらによくすることができるよね」とコーデンに無茶ぶりされた彼らが、ニール・ダイアモンドの「スイート・キャロライン」にさまざまなアドリブを足しながらノリノリで歌うという、なかなか見ることができない展開となった。

◎Migos Carpool Karaoke
https://youtu.be/irVIUvDTTB0