2018/10/29
関ジャニ∞によるテレビ朝日の音楽バラエティ番組『関ジャム 完全燃SHOW』が10月28日に放送。ゲストに清塚信也、山中千尋、紺野紗衣が出演した。
トークJAMは、過去の放送でもピアノの魅力をレクチャーしてきた清塚信也、ジャズピアニストの山中千尋、ポップスピアニストの紺野紗衣という異なるジャンルで活躍する一流ピアニスト3名をゲストに迎えての“ピアニスト特集”。様々なジャンルの音楽を演じ、馴染み深い楽器であるピアノだが、この日の放送ではクラシック、ジャズ、ポップス、各ジャンルごとの演奏の違いやそれぞれの魅力を掘り下げた。
なかでも興味深かったのは、3人のピアニストが自身の活躍するジャンル以外のピアニストの「スゴさ」を解説するといった内容。クラシックピアニストのスゴさについて「楽譜通りに完全再現する知識と技術」と山中・紺野の2人が賞賛する一方、清塚はジャズピアニストのスゴさを「アドリブ力・アレンジ力」と語り、クラシックの対極にあるというジャズの“崩しの美学”を熱弁。さらに、この日が初対面であるという山中と、パッヘルベルの「カノン」をベースに即興セッションを展開し、クラシック×ジャズの洒脱なコラボレーションでスタジオを歓喜させた。さらに清塚は、ポップスピアニストのスゴさについて「シチュエーションごとに全く違うアレンジ」と「絶対にブレてはいけないリズムキープ」だと語り、クラシック演奏において重要な“揺らぎ”の真逆であるリズムキープの難しさについて、実演を交えながら分かりやすく解説してみせた。
そしてトーク終盤、山中と紺野がジャズ×ポップスの即興セッションとして「上を向いて歩こう」を演奏すると、それを聴いていた清塚もセッションへの参加を志願。2人がもう一度同曲の演奏をはじめると、清塚はまず紺野との連弾、そして後半は小走りで山中のもとへ移動して連弾をおこない、即興とは思えない一体感のセッションを展開し、最後に2人とハイタッチ。これを見た関ジャニ∞が「めちゃめちゃスゴい!」「おしゃれ!」という感想とともに、2人の女性ピアニストと立て続けに連弾をおこなった清塚の立ち回りを「両方と1回ずつ付き合ってる!」と茶化すと、清塚は「(このセッションで)付き合う以上のものを手に入れた。それがピアノです。」とドヤ顔で返し、スタジオを沸かせた。まさかの3人による即興セッション実現について、山中は「楽しかった!」、紺野は「(山中と清塚が連弾している)画がスゴすぎて、思わず手がすくんだ。」と話したが、視聴者にとっても普段は共演することのない異ジャンルのピアニストの即興セッションが何度も飛び出す豪華で貴重な放送となった。
そして、この日のJAMセッションでも清塚、山中、紺野の共演が実現。アンジェラ・アキの「手紙 ~拝啓
十五の君へ~」を3人のピアニストによる美しい演奏にのせて、丸山&大倉が優しい歌声とハーモニーで歌い上げた。
次回の『関ジャム 完全燃SHOW』は11月4日放送、ゲストにスガシカオとLOVE PSYCHEDELICOを迎え、サザンオールスターズを特集する。
◎番組情報
テレビ朝日『関ジャム 完全燃SHOW』
毎週日曜23:10~
※一部地域を除く
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