2018/10/18 14:50
NMB48の8周年ライブ【NMB48 8th Anniversary LIVE】が、2018年10月17日に大阪城ホールにて開催され、1万人のファンを全37曲で熱狂させた。
まずは、NMB48のライブの幕開けを告げる「OVERTURE」が。続く「NMB48」で、スタンド席に2レーン用意されたレッドカーペットから総勢71名のメンバーが登場。メインステージに集結するやいなや、観客のボルテージにたちまち火をつける。続けて「オーマイガー!」「北川謙二」「僕らのユリイカ」「らしくない」と、ノリのいいシングルメドレーで一気に駆け抜け、ひとしきり盛り上がったところで、ステージ上のスクリーンに「2028年@NMB48劇場にて・その1」との文字とともに、“メンバーの10年後”のコントVTRがスタートし、会場を大いに沸かせる。
画面が2010年の1期生お披露目ライブの映像へと切り替わると、あまりの懐かしさにファンからはどよめきが起こり、当時の衣装でステージに4名が登場。「吉田朱里、22歳です!」「白間美瑠、20歳です!」「山本彩、25歳です!」「川上礼奈、23歳です」と自己紹介に続き、山本の「以上、NMB48、1期生“残り”4名です! よろしくお願いします!」との挨拶にファンは大笑い。NMB48らしく笑い満載のコーナーのあとは、当時の懐かしいモノクロ映像をバックに、パフォーマンスがスタートした。「小池」「なんでやねん、アイドル」「ジッパー」「カモネギックス」「わるるん(わるきー)」で会場を魅了。2011年のNMB48誕生から2014年までを懐かしいVTRでふり返りつつ、次世代を感じさせる生のステージという、ファンにはたまらない内容となった。
そして、MCに川上千尋、村瀬紗英、太田夢莉、渋谷凪咲、小嶋花梨がステージに。渋谷が満席の女性エリアを呼びかけると女性ファンから大歓声。メンバーの10年後を追うVTRコーナー「2028年@NMB48劇場にて・その2」でもさらに盛り上がりを見せ、2015~2018年のナンバーが繰り広げられた。
続いてMCに登場したのは三田麻央、古賀成美、加藤夕夏、岩田桃夏、久代梨奈、井尻晏菜。三田と古賀は、「おNEWの上履き」を歌った感想を。三田は、プライベートでも親交の深い山本と「さや姉が卒業する前に、いつかユニットできたらいいなと思ってたから、叶うと思っていなかった」と喜ぶと会場から大きな拍手が。
全3回に及んだメンバーの10年後を追うVTR「2028年@NMB48劇場にて」も、「2028年@NMB48劇場にて・その3」で幕を閉じ、白間の「じゃあ、みんな行くで! ワロタピーポー!」の掛け声を合図に「ワロタピーポー」に突入。続けて「虹の作り方」「サササ・サイコー」を立て続けに熱唱した。
続いては小嶋花梨、山田寿々が、6期生の貞野遥香、出口結菜、小川結夏、小林莉奈の4人を紹介。いち早くファンに覚えてもらうため、それぞれ特技を披露した。6期メンバー紹介が終わったところで、いよいよライブは終盤に。「国境のない時代」「Teacher Teacher』、「妄想ガールフレンド」「ナギイチ」「イビサガール」「高嶺の林檎」「届かなそうで届くもの」までノンストップで熱唱。メンバーがトロッコに乗り、アリーナ席だけでなくスタンド席までやってくる大サービスにファンのボルテージは最高潮に。
ラストナンバーは、10月17日リリースの19枚目のシングル「僕だって泣いちゃうよ」。山本は「19枚目のシングルは、個人的ですが、最後のシングルになります。MVでは全員で最後の出演になります。それに、これからのNMB48の大切な1枚になったと思います。そんな曲で、このような結果が報告できたことをうれしく思います」とファンに感謝の言葉を届けて「僕だって泣いちゃうよ」を熱唱し、本編は幕を下ろした。
アンコールが響き渡る中、19枚目のシングルにカップリングされている、アンダーガールズの「ロマンティックなサヨナラ」を初披露。その後突然、金子支配人がステージ上段に姿を現し、メンバーは仰天。 金子支配人は「山本は卒業したあと、やっぱりNMB48は前に進んでいかないといけません」とし、「そのために、メンバー活性化のために大組閣を行います」と宣言。2019年1月1日の8周年劇場公演にて大組閣が行われることが発表さた。「2019年新体制のもと、9年目がスタートすることになります。これからも応援してください」と、突然の大発表を行った金子支配人に向けて、お客さんから大きな拍手が贈られた。
これを受けて吉田朱里は「一番変化しなきゃいけない年。それがよりよい形で変化するグループであってほしいので、寂しい気持ちはあるけれど、変化して、強くなって新しい年を迎えたいです」と心新たにした。山本も、「あかりも言ってくれたんですけど、変化を恐れていたら、大きなグループになれないし、成長もできない。もしかしたらこの組閣で、チームが変わるだけでなく昇格もあるかもしれないので、研究生のみんなも精一杯がんばってほしいです」とエール。
そして、東由樹、石田優美、山本彩加、白間美瑠は、ライブの感想や、山本彩の卒業についてコメント。続けてスクリーンに「卒業公演日程発表」の文字が。11月3日は【卒業特別公演『ここにだって天使はいる』】、11月4日は【卒業公演『目撃者』】が開催されることが決定した。山本は「卒業公演のコンサートを終えたあと、劇場に帰ってできるのがうれしいです」とコメント。続けて「初めてNMB48でいただいたオリジナル公演をやらせてもらえることになりました。最後にやり残したものがあるなと思って終わりたくないなと思ったので『やらせてください』とお願いしてやらせていただくことになりました」と山本から申し出たことを明かし、「残りの時間、精一杯やらせていただきますので、劇場に会いに、目に焼き付けてほしいなと思います」と、言葉に力を込めて語った。
最後は、NMB48にとって思い出いっぱいのナンバー「三日月の背中』」「青春のラップタイム」を熱唱。笑いもあり、そしてNMB48に対する思いが溢れて、思わずこぼれた涙もあった今回のコンサート。最後は「笑顔が一番やな」と、「ワロタピーポー」で幕を下ろした。
PHOTO:(C)NMB48
◎ライブ情報
【卒業特別公演『ここにだって天使はいる』】
2018年11月3日(土)NMB48劇場
【卒業公演『目撃者』】
2018年11月4日(日)NMB48劇場
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