突然飛び込んできた黒髪の美女が、ロブ・トーマスのマイクを倒し、ポール・ドゥセットのギターを取り上げバクチクに火をつけるなど、マッチボックス・トゥエンティーの演奏の邪魔をする…。これは彼らのアルバム『ノース』からの1stシングル「シーズ・ソー・ミーン～彼女はシーソー・クィーン～」ミュージックビデオで映し出される内容だが、とにかく“彼女はひどい”。

　メンバーがキャッチ―な新曲を演奏しているところにやってきた美女は、そこら中で次々と荒らし回り、ついにはスタジオの配電盤をいじり火花を飛び散らせショートさせる。また、シンバルに火をつけたかと思うと、メンバーに消火器をかけまくるのだ。しかし、こんな悪ふざけにもトーマスは目を丸くしたり、他のメンバーもおどけた調子でかわしながら、落ち着いた様子をみせている。