2018/10/07
完全招待制のシークレットライブイベント【Beyond Pop Supported by Pringles】が、10月1日東京・渋谷WWW Xにて開催。「Fun x Digtal」をテーマに、経歴もスタイルも様々なアーティスト達が集結し、白熱のパフォーマンスを繰り広げた。
オープニングDJのUNA + MATCHA、ホストMCのMC MAMUSHIが会場を温める中、トップバッターを務めるのはWONK。痛快なドラムソロから幕を開けたライブは、そのままオープニング・ナンバー「Gather Round」へ。ジャズやファンク、エレクトロがミックスされたアグレッシブなサウンドで、華やかに口火を切って見せた。各メンバーのテクニカルなプレイが光る「1914」でフロアの高揚感をさらに高めると、続いてジョン・メイヤー「Neon」を大胆なアレンジでカヴァー。スリリングなソロパートの連続に歓声は鳴り止まず、ラスト「Cyberspace Love」ではシンガロングも巻き起こり、大盛況のままこの日のステージを終えた。
間も無く登場したのは、PKCZ(R)のメンバーとしても活躍するDJ DARUMA。月曜日から上げていこうと言わんばかりにテクノやハウスの人気曲を次々と投下。クラブミュージックに慣れていないオーディエンスも巻き込みながら、会場のボルテージを見る見るうちに上げていった。
その熱も冷めぬ中、次のライブアクト・chelmicoのステージに。1曲目「Highlight」からPringlesにちなんだユニークなコール&レスポンスで一体感を生み出していく。初めてchelmicoを観るというオーディエンスがほとんどという中、持ち前のゆる~いMCは健在。思わずここはchelmicoの自宅かと錯覚してしまうほどのアットホーム感に包まれながら、「Timeless」「Banana」といろんな表情を見せていった。ライブ終盤、「今日は特別な夜だから特別なゲストが!」と、Pringlesの公式キャラクター・Mr.Pがステージに登場。「Love Is Over」でchelmicoの2人と共にノリノリなダンスを披露し、多幸感に溢れたステージを締め括った。
一転、フロアを一気にドープな空間へと引きずり込んだのはDJ BAKU + MC漢。「ヒップホップの中でも真っ黒な部分持ってきたからガチで遊んでもらう」との宣言通り、ショッキングなリリックで会場を騒然とさせた。
続いては、今年20周年を迎えたm-floが登場。オレンジ色の宇宙服に身を包んだ3人がステージに現れると、フロアからは大歓声が。「gET oN!」で序盤からフロアを大きく揺らすと、「もっともっといけそうな顔してますけどいけますか!」とVERBALがさらに煽り「TRIPOD BABY」「SOUND BOY THRILLER」をノンストップで畳み掛けていく。2000年にリリースされた1stアルバム『Planet Shining』に収録の「Hands」から、最近タイトルが決まったという新曲「MARS DRIVE」まで、新旧の名曲が織り交ぜられたセットリストにオーディエンスは終始大盛り上がり。最後は「この曲をやらないと帰れないって曲があります!」と、代表曲「come again」で幕を閉じた。
大トリを務めるのは、水曜日のカンパネラ。コズミックなシンセサウンドが真っ暗な会場に鳴り響く中、シルバーのスパンコールがついた衣装に身を包んだコムアイ(Vo.)が登場。幻想的な雰囲気を纏ったまま「えい政※」を披露する。続く「シャクシャイン」では打って変わり、風に膨らんだ大きな布に飲み込まれながら歌唱。さらに、Pringlesの缶を投げるパフォーマンスで会場の度肝を抜くと、「ウランちゃん」ではサイケデリックなステージングでオーディエンスを水カン的極楽浄土へと誘う。まさにカオス空間と化したステージのラストソングは「キイロのうた」。それまでのすべてを浄化するようなアンビエントな世界観で、約4時間に渡るイベントを締め括った。
ジャンルの垣根を超え大盛況となった今回の【Beyond Pop】。なお12月には、本イベントの模様がバーチャル・ライブで楽しめる「Pringles Virtual Live Campaign」がスタートする。詳細はイベント公式サイトにて随時アップ予定とのことだ。
※えいは漢字表記(16進:5B34)
◎「Pringles Virtual Live Campaign」公式サイト
http://virtuallive.pringles.com/
◎イベント情報
【Beyond Pop Supported by Pringles】
2018年10月1日(月)
東京・渋谷WWW X
出演アーティスト:
<LIVE ACT>
m-flo/水曜日のカンパネラ/chelmico/WONK
<DJ&MC>
DJ BAKU + MC漢/DJ DARUMA/UNA+MATCHA(opening DJ)
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