2012/08/30
8月29日 東京・Shibuya O-EASTにて、後藤まりこ(ex.ミドリ)が初舞台に挑むロックミュージカル『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』の初演舞台が行われた。
『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』は1997年よりオフ・ブロードウェイで初上演され、2001年には映画版も公開。世界中に一大ブームを巻き起こし、ここ日本でも多くのファンを生み出している。
そんな傑作と名高い作品を、今回のロックミュージカルでは主演 森山未來、演出 大根仁という『モテキ』でお馴染みのコンビが、全く新しい解釈で展開。オリジナルからガラリと設定を変え、3・11から数十年を経た近未来の日本、立ち入り禁止区域の壁の中にある巨大なスラム街が物語の舞台となっている。
本番では暗転した2階客席後方から、イツァーク役の後藤が登場。トラメガで詩的なメッセージを放ちながら客席を縫うようにステージへ上がると、その直後ステージ中央天井より、大きなマントをまとった森山扮するヘドウィグが降臨。オープニングから繰り広げられるインパクト大の演出に、観客からはどよめきと歓声があがった。
森山は人生初の女装役だが圧倒的なパフォーマンスをみせ、後藤も初舞台であることを感じさせない堂々とした佇まいで、「今まできまりごとをしたことがないので、(物語を)咀嚼するのが大変だった」「けれども、森山さんらがサポートしてくれて楽しくやれてます」と語るように息の合った演技を披露。スガ シカオによる訳詞や、音楽監督 岩崎太整をはじめとする豪華ミュージシャンによる演奏も含め、新しい“ヘドウィグ・ワールド”で観衆を魅了した。
なお、舞台は東京公演が9月10日までShibuya O-eastで、大阪公演が9月14~17日にZepp Namba、名古屋公演が22~23日にZepp Nagoya、福岡公演が25~26日にZepp福岡で上演。そして28~30日に行われる東京 Zepp DiverCity Tokyoで千秋楽を迎える。
◎ロックミュージカル『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』
東京公演 Shibuya O-east 8月29日~9月10日(16回公演)
大阪公演 Zepp Namba 9月14日~17日(5回公演)
名古屋公演 Zepp Nagoya 9月22日~23日(3回公演)
福岡公演 Zepp Fukuoka 9月25日~26日(2回公演)
ファイナル Zepp DiverCity Tokyo 9月28日~30日(4回公演)
◎森山未來、大根仁、後藤まりこからのメッセージ
このライブがあなたの写し鏡の一つになれば幸いです。そして、同じように私も皆さんを通して我を知るでしょう。
森山未來
『モテキ』に引き続き森山未來と仕事をできる悦びを感じつつ、新たな森山未來、新たなヘドウィグ、観たことのないエンタテイメントを目指すべく、熱い熱い夏にしたいと思っております。
大根仁
一緒に、遊ぼう。あなた方が飽きるまで、一緒に遊ぼう。かっとばします。
後藤まりこ
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