2018/09/18
2018年9月17日、野宮真貴がテレビ朝日『MUSIC STATION ウルトラFES』に出演。名曲「東京は夜の七時」のリリース25周年スペシャル・アレンジ・バージョンを披露した。
「踊る10時間」をテーマに掲げ、17日の正午から長時間に渡って放送したこの日の『Mステ』。野宮は自身初の『Mステ』出演となることも、事前からニュースとなっていた。出演は第1部の後半。「Shangri-La」を披露した電気グルーヴに続いての登場で、「90年代ヒット曲メドレー」のコーナーでの出演となった。
この日、野宮は50年代のピンナップガールをイメージしたヘアメイクに、オートクチュールの赤いチャイナドレス風の衣装で登場。演奏前のトーク・パートで司会のタモリに『Mステ』初出演であることについて聞かれると、番組への出演も初だが、元ピチカート・ファイヴの小西康陽が手がけた「東京は夜の七時」の新アレンジを人前で披露することも初だと告白。「初めてづくしでドキドキです」と語った(さらに言えば、小西がプロデュースした楽曲を野宮が歌うのも、この「東京は夜の七時」がピチカート・ファイヴの解散以来、“初”だ)。
トーク・パートの終了後、いよいよ本番の演奏が近づく。電気グルーヴが「Shangri-La」のパフォーマンスで会場を盛り上げた後、そのまま舞台でバンドのセッティングが始まり、遂に野宮の出番が訪れた。六本木のヒルズ・アリーナに設置された特設会場に、野宮とロックバンド=少林兄弟がステージに上がる。この少林兄弟は小西が「21世紀に入って最初に好きになったバンド」と太鼓判を押すバンドで、10月にリリースされる野宮の新作ベスト盤『野宮真貴 渋谷系ソングブック』に収録の「東京は夜の七時」にも参加している。このMステでのパフォーマンスは、いわばそのプレビューにあたるような一幕でもあったのだ。
実際に演奏が始まった新バージョンの「東京は夜の七時」は、ピチカート特有の洒脱なエッセンスを感じさせつつ、よりロッキッシュでエネルギーに満ち溢れた仕上がり。野宮の歌はいつものように伸びやかで華があるが、この日はさらに、演奏に後押しされるように力強く、初の『Mステ』という大舞台を存分に楽しんでいるように感じられた。野宮の出演後、SNSには「野宮真貴さんと少林兄弟、良かった~」や「ナイスアレンジー!!!さすが小西さんだよ…」といった賞賛や、電気グルーヴ~野宮真貴と続いた番組の流れへの共感が溢れ、この日限りのスペシャルな演出や演奏を楽しんだリスナーの声が多く見つけられた。「野宮真貴」は一時、Twitterのトレンドワード入りも果たした。
野宮本人も出演後、電気グルーヴの二人との3ショットや、出演順が前後していた西野カナとの2ショット、あるいはタモリ人形との2ショットを、自らのSNSにアップし、この日の出演を存分に楽しんでいた模様。野宮と言えば、近年は「渋谷系スタンダード化計画」を掲げ、自らの活動を紡いできただけに、リリースから25周年という節目の年に、このような形で「東京は夜の七時」を『Mステ』初披露できたことは、感慨もひとしおだったのではないだろうか。
なお、野宮は、毎年恒例となっているビルボードライブ&ブルーノートでのクラブ・ツアーをこの11月にも開催。「東京は夜の七時」はもちろん、ピチカート~渋谷系の名曲や、そのルーツとなっている洋邦の名曲を、クラブ空間ならではの演出とアレンジで披露してくれる。今回の出演でますます野宮の活動に惹きつけられた人も、あるいは久しぶりに「東京は夜の七時」を聞いて当時を思い出した人も、どちらも目一杯楽しませてくれる機会となるはずだ。ベストアルバムの発売とともにぜひ注目して欲しい。
◎リリース概要
『野宮真貴 渋谷系ソングブック』
2018/10/31 RELEASE CD2枚組
UICZ-4432/1 3,241円(tax out.)
◎公演概要
【野宮真貴、渋谷系を歌う -2018-】
〈ツアー日程〉
名古屋ブルーノート(1日2回公演)
2018年11月2日(金)1stステージ 開場17:30 開演18:30 / 2ndステージ 開場20:30 開演21:15
ビルボードライブ大阪(1日2回公演)
2018年11月20日(火)1stステージ 開場17:30 開演18:30 / 2ndステージ 開場20:30 開演21:30
ビルボードライブ東京(1日2回公演・2DAYS)
2018年11月22日(木)1stステージ 開場17:30 開演18:30 / 2ndステージ 開場20:30 開演21:30
2018年11月23日(金祝)1stステージ 開場15:30 開演16:30 / 2ndステージ 開場18:30 開演19:30
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