2018/08/27 07:00
8月27日は80年代音楽界に花開いたブルース・ギタリスト、スティーヴィー・レイ・ヴォーンの命日。
スティーヴィー・レイ・ヴォーンは1954年10月3日、アメリカ・テキサス州ダラス生まれ。兄ジミー・ヴォーンの影響で音楽に目覚め、同州オースティンを拠点に音楽活動をスタート。いくつかのバンドを渡り歩き、地元で注目を集める存在となったレイ・ヴォーンだが、その名を全国区にするきっかけとなったのは1982年、【モントルー・ジャズ・フェスティバル】への出演だった。彼のプレイを観ていたデヴィッド・ボウイが翌83年、自身のアルバム『レッツ・ダンス』のレコーディングのリード・ギタリストに抜擢。アルバムは爆発的ヒットを記録し、レイ・ヴォーンも一躍シーンの注目を集める存在に。そして、スティーヴィー・レイ・ヴォーン&ダブル・トラブル名義で『テキサス・フラッド~ブルースの洪水』(1983年)、『クドゥント・スタンド・ザ・ウェザー』(1984年)と立て続けにアルバムをヒットさせ、フェンダー・ストラトキャスター“ナンバーワン”を手にしたブルース・ヒーローは、多くのギタリストにとって憧れの存在となった。
以降、ドラッグやアルコールの依存症に悩まされながらも、兄ジミー・ヴォーンやジェフ・ベックらとともに音楽活動を続けていたが、悲劇は突然訪れた。1990年8月26日にウィスコンシン州でおこなわれたブルース・フェスティバルへの出演を終え、移動のために乗り込んだヘリコプターが8月27日未明に墜落。レイ・ヴォーンは35歳の若さで帰らぬ人となった。
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