2018/08/13
マキシマム ザ ホルモンが、【RISING SUN ROCK FESTIVAL】に出演し、8月11日のSUN STAGEを熱狂の渦へ包み込んだ。
SEが流れる中、メンバーがステージ上に現れると、うぉー!という絶叫のような歓声があがり、その歓声に油を注ぐように、1曲目からいきなり「恋のメガラバ」が投げ込まれる。どっしりとした重低音と、それに合わせて腕を上下に動かしながら踊りまくる観客によって、北の大地がビリビリと震える。昨年は同じSUN STAGEの深夜帯に登場し、降りしきる雨の中でのパフォーマンスだったことを振り返り、工藤静香の「嵐の素顔」を挟みつつ(笑)、今年で20回目を迎えたライジングサンに向けて、「20年の歴史の中で一番の時間作ろうぜー!」と気合いの言葉を語るダイスケはん。その後、「鬱くしき OP~月の爆撃機~鬱くしき人々のうた」「便所サンダルダンス」と立て続けに演奏し、エネルギーを轟音に乗せて放出していく。
「お前ら自由すぎんか? でも今日はバカになってもいいよ!」とダイスケはんが、集まった人たちの背中をさらに押して高める。そう、この日だけは、普段必死に学校で勉強している学生も、会社で気を遣いまくっている社会人も、誰もが自由で、誰もが夢中になってバカ騒ぎしていいのだ。「絶望ビリー」や「爪爪爪」で、全力でヘッドバンギングするお客さんたちは、とても美しく見えた。
後半戦では、さらに獰猛なサウンドがSUN STAGEに襲いかかる。突然の雷雨のように激しく鳴り響く重低音が、熱気をぐいぐい上昇させていく。演奏しているメンバーもあまりのアグレッシヴさに、ナオはせっかく施してきたジェルネイルが10本中4本も外れるという自体も。しかし、そんなことはお構いなしに「F」でラストスパート。そして、あらためて20年間続いてきた(続けてきた)ライジングサンへの敬意を語り、体調不良で急きょ出演キャンセルとなってしまった仲間のJESSE(The BONEZ)の思いも背負いながら、その場にいるすべての人と共に恒例の〈恋のおまじない〉を(ちなみに、屈強な外国人セキュリティの方々もしっかり参加させていた)。最後は、スペイシーなサウンドが印象的な「恋のスペルマ」を披露。20回目となるライジングサンを、ヘヴィなサウンドでガッツリとお祝いしたのだった。
【RISING SUN ROCK FESTIVAL 2018 in EZO】は1990年からスタートし、今年で20回目。全ての入場券がソールドアウトとなり、計74,000人が入場した。なお、【RISING SUN ROCK FESTIVAL 2019 in EZO】は2019年8月16日、17日に開催される。
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