2018/08/05 12:00
ABBAのヒットソングや隠された名曲が散りばめられた、ミュージカル映画『マンマ・ミーア! ヒァ・ウィー・ゴー』が、前作『マンマ・ミーア!』公開から約10年の歳月を経て、ハリウッドでますます存在感を増した豪華キャストにて満を持して公開される。
2008年の公開時には、物語を豊かに彩るABBAの珠玉の楽曲の数々に魅せられ、ミュージカルファンならずとも足を運んだ人は多いだろう。前作では、小さなリゾート・ホテルを経営するシングル・マザーのドナとその娘ソフィを主人公に、ソフィの結婚式前日から当日までが描かれた。
ドナは誰もが知る女優メリル・ストリープ、そしてソフィ役は、本作をきっかけにブレイクしたアマンダ・セイフライドが出演。ソフィの3人のパパ候補には5代目ジェームズ・ボンドのピアース・ブロスナン。銀行マンのハリーには『英国王のスピーチ』でアカデミー賞(R)を受賞したコリン・ファース。冒険家・作家として成功したビルは『アベンジャーズ』シリーズで知られるステラン・スカルスガルドと、名優たちが揃った。また、ドナの母親役として登場する、音楽界と映画界のレジェンド、シェールの風格も圧倒的だ。
10年の時を経て〈新たな物語〉で描かれるのは、ドナと3人のパパの間に“本当は何があったのか”という過去と、ソフィが“母になるまでの数々のサプライズ”という未来。前作の“それ以前”と“その後”がひとつになったドラマティックな展開で、ドナのママも登場し、ソフィが新たな命を宿す。母から娘、そのまた娘へと受け継がれる愛と絆と命を描く、感動作の誕生だ。
音楽ファンが気になるのはABBAの利用楽曲だろう。前作同様「マンマ・ミーア」や「ダンシング・クイーン」などのヒットチューンは重要シーンに満を持して登場、ドラマを最高に盛り上げてくれる。作品冒頭でソフィが歌う「サンキュー・フォー・ザ・ミュージック」は、前作を見て足を運ぶファンにはエンディングからのリンクを思わせるだろう。そのほかにも、前作あのキャストが歌っていた楽曲をこのキャストが歌うことで謎が解けたり、関係性が明らかになったりと、ABBAファンならずとも楽曲で謎が明らかになっていくシナリオの巧みさにいつの間にか引き込まれてしまうはず。
ミュージカル舞台版では人気だったものの前作では惜しくもカットされてしまった楽曲や、もちろん本作にて新たに登場する“新曲”も登場。まるでアテ書きされたかのようなシナリオに感情移入してしまうこと間違いなしだ。母と娘の、恋人達の、親友との、それぞれの愛と絆をハートフルに歌い上げた新作『マンマ・ミーア!ヒア・ウィー・ゴー』は、2018年8月24日より全国ロードショー。
◎公開情報
『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー』
2018年8月24日公開
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