2018/07/17 14:20
King Gnuが、ワンマンライブ【King Gnu One-Man Live 2018 “Flash!!!”】の東京公演を、2018年7月13日に恵比寿LIQUIDROOMにて開催した。
クリエイティヴ・チームPERIMETRONによる最新ミュージック・ビデオ「Flash!!!」(https://youtu.be/j_NHrPC3ij8)が公開直後から30万再生を突破するなど、バズったタイミングでの要注目のステージ。前回に続きチケットは即SOLD OUT。会場は彼らの登場を待ちわびる超満員のオーディエンスでいっぱいとなった。
開場時に、フロアに鳴り響いていたSEは祭囃子と花火の音色。開演予定時刻から15分が経過、メンバーがステージに登場してバンド・アンセム「Vinyl」、「ロウラブ」から本編スタート。アッパーなキラーチューン「あなたは蜃気楼」では、高笑いするイントロダクションが鳴った瞬間に声援が飛び交うなど、楽曲を聴きこんでいるオーディエンスが多いことを匂わせた。
そんな中、80年代にヒットした伝説的コミックのアニメ作品『BANANA FISH』エンディング・テーマに起用された「Player X」を披露。ギターと鍵盤を魔法のごとく自在に操る鬼才、常田大希(g,vo)と、ピュアネスと混沌を併せ持つ井口理(vo,key)によるツイン・ボーカル掛け合いの高揚感。楽しそうにテクニカルなプレイを解き放つ新井和輝(b)と、漫画の世界から飛び出してきたような大味な魅力を感じさせる勢喜遊(dr,sampler)による圧巻のロック・サウンド。井口による、傍若無人に振る舞うかのようなMCも、すでにファンの間ではお馴染みであり名人芸のように楽しめた。
テクニカルなプレイをロックにダイナミックに表現する、音楽性の高さが魅力なKing Gnu。当日は、懐かしくもシアトリカルな初期チューン「Heloin」を披露。ディズニーランドの幽霊アトラクション、“ホーンテッドマンション”のような怪しきメロディーに会場の空気は一変していく。中盤ではワンマンでのスペシャルらしく、ゲストにラッパーRyohu(KANDYTOWN)を迎えての「Jump around」、バンド・ヴァージョンからよりドープに深化した「McDonald Romance」にも驚かされた。さらに、新曲「Hitman」では、キャッチーなシンセ・リフが琴線に触れる歌モノ曲を聞かせ、「Teenager forever」では開放感あるギターポップ・サウンドが甘酸っぱい高揚感を解き放った。
アンコールでは、配信がスタートしたばかりの最新キラーチューン「FLASH!!!」を披露し、オーディエンスを熱狂の渦へと巻き込み、現時点での完全体を表現したロックスター然としたステージとなった。
そして、7月16日の大阪公演では11月には赤坂BLITZ、梅田クラブクアトロ、名古屋クラブクアトロでKing Gnuの自主企画ライブを開催することも発表された。詳細は後日オフィシャルサイトにて発表される。
PHOTO:Ito Kosuke
◎セットリスト
【King Gnu One-Man Live 2018 “Flash!!!”】
2018年7月13日(金)恵比寿LIQUIDROOM
01. Vinyl
02. ロウラヴ
03. Catch!!!
04. あなたは蜃気楼
05. NIGHT POOL
06. Prayer X
07. Hitman
08. Heloin
09. PPL
10. TIME(Acoustic)
11. It's a small world(Acoustic)
12. Jump around -with Ryohu(special guest)-
13. McDonald Romance -with Ryohu(special guest)-
14. Tokyo Rendez-Vous
15. 破裂
16. Teenager forever
17. サマーレイン・ダイバー
-Encore-
18.Flash!!!
◎ライブ情報
King Gnu 自主企画LIVE
2018年11月07日(水)名古屋・NAGOYA CLUB QUATRO
2018年11月08日(木)大阪・UMEDA CLUB QUATRO
2018年11月20日(火)東京・赤坂BLITZ
※詳細は後日発表
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