2018/06/22 16:27
2018年6月20日、アリアナ・グランデがニッキー・ミナージュとのコラボ曲「ザ・ライト・イズ・カミング」をリリースした。8月17日にリリースされる4thスタジオ・アルバム『スウィートナー』からの先行シングルだ。
ファレル・ウィリアムスがプロデュースしているこの新曲は概ね好評のようだが、多くのファンは曲の冒頭から最後まで終始繰り返される、”You wouldn’t let anybody speak and instead” (お前は誰にも話すことを許さず、そのかわり…)と怒鳴っている男性の声のサンプルが耳障りだと感じているようだ。
“アリアネイター”と呼ばれるアリアナのファンはさっそくTwitterで、「“ザ・ライト・イズ・カミング”はいいけど、正直バックグラウンドの男の声が曲全体を狂わせている。それでも大好きだけど」、「リクエスト:バックグラウンドでジジイが怒鳴ってない“ザ・ライト・イズ・カミング”のヴァージョン」、「“ザ・ライト・イズ・カミング”はバックグラウンドで絶えず声が流れてない方が400倍良くなる」などと率直な意見を投稿している。
また、サンプルに使われた声のソースもファンによって突き止められており、曲全体に政治的な意味を持たせているのではないかとみられている。元ネタは2009年にCNNで放送されたニュース映像で、当時米ペンシルベニア州の上院議員だった故アーレン・スペクターのタウン・ホール・ミーティングで男性が激昂している様子が捉えられている。あまりの緊迫感から“タウン・ヘル(地獄)”と称された不名誉な会合となった。映像では1分3秒あたりからサンプルされた声を聞くことができる。
この映像から声がサンプルされたのはこれが初めてではなく、冒頭の20秒あたりで聞こえる司会者の、“Wait, wait a minute” (待て、ちょっと待て)という声がN.E.R.Dとリアーナのコラボ曲「レモン」とバスタ・ライムスの2015年のヒット曲「マスター・レース」で使われている。N.E.R.Dを率いているのはファレルで「レモン」の作詞作曲とプロデュースを手掛けており、バスタ・ライムスの曲をプロデュースしたのもファレルだ。
「ザ・ライト・イズ・カミング」で何故この映像から声がサンプルされたのかは不明だが、元の映像の政治色が曲にも当てはまるとする説が有力だ。アリアナはこの件についてコメントしていないが、以前ニュー・アルバムでは“色々なことを試してみたい”と話していた。曲の真意についてはアルバムの全貌が明らかになるまで待つしかない。
◎ファンによる投稿
https://twitter.com/whereduhbeef/status/1009503583329370113
https://twitter.com/JonWins14/status/1009286740434149376
https://twitter.com/grandesballoon/status/1009520783780139009
The light is coming is good but the mans voice in the background throws off the whole song tbh but I still love
— lyssa (@whereduhbeef) 2018年6月20日
request: version of “the light is coming” without an old man screaming in the background
— Todd “Jon Mathias” Frinklebottom (@JonWins14) 2018年6月20日
The Light is Coming would be 400x better if there wasn't a voice constantly in the background
— uuuǝɹnɐן (@grandesballoon) 2018年6月20日
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