2018/06/12
エルトン・ジョンが、2018年6月8日に放映された英BBCニュースのインタビューで、主要なSNS企業が“インターネットに流れるヘイトをせき止める努力を全くしていない”と批判し、対応策を取らせるためにはボイコットするしかないと発言した。
同性愛嫌悪を容赦しない彼は、「どうして放っておくのか分からない。言論の自由のつもりなんだろうけど、SNSの状況は最悪なんだからこれらの企業を所有している者たちが何かしらの措置を講じる必要がある」と述べ、「“自分の発言の自由はどうなるんだ?”って言う者もいるだろうけど、お前の発言の自由なんかクソくらえだ」と持論を展開した。
エルトンはさらに、SNSプラットフォームを運営する大企業に“緊張感を持たせて”同性愛者に対するヘイト・スピーチに対処させるにはボイコットによる減収が有効だと話した。
このインタビューは、エルトンが今年の<ダイアナ、プリンセス・オブ・ウェールズHIV講演>を行った直後に収録されたもので、そこでも彼はSNSの企業に行動するよう訴えていた。この講演は英国のナショナル・エイズ・トラストが1999年に開始し、今年は1992年に設立されたエルトン・ジョン・エイズ・ファウンデーションと共同で開催された。
「フェイスブックやインスタグラムのような企業は純粋に内輪だけの事業のふりはできない。公的な役割と責任があると私は信じている。ヘイトに自動で事実で対応できるような方法が見つかれば、“嘘”がブーツを履ける前に“善”が世界を駆け巡ることができる」と彼は語っている。
◎インタビュー動画
https://www.bbc.com/news/uk-44421195
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