2018/06/12
レディー・ガガが2018年6月10日、非営利組織Children Mending Heartsが米ロサンゼルスのベルエアで開催した資金集めの催し【Empathy Rocks】で<Global Changemakers Award>を授与された。
母親のシンシア・ジャーマノッタと共に設立した、“若者の声を届かせるため、本格的な機会や質の高いリソースとプラットフォームを提供する“非営利組織<ボーン・ディス・ウェイ・ファウンデーション>の活動が評価されたもので、ガガは母親とステージに上がり、受賞スピーチを行った。
スピーチでガガは自身のメンタル・ヘルスについても触れ、親切であることの重要性について語った。「私は自分の精神的な問題や精神疾患について、公表したりしなかったりしつつ長い間苦しんできました」と彼女は明かし、「でも秘密を抱えることで病が長引くと私は確信しています」と述べた。
そして自身の団体について、「私たちは、人が互いに本質的で正直な会話を交わし、親切になれるように人々を結び付けています」と説明し、「“親切”は私たちの活動に後付けされたものではありません。私たちの活動の全ての原動力です。全ての挑戦を見る際に使うレンズです。可能な全ての解決法を構成する全ての要素の骨組みの基本です。私からすると、考えうる全ての問題は親切で解決することができます。少なくとも好転させることはできます。親切には柔らかい含意があります。弱いと見なされることもあります。(ですが)とてつもなく強力です。お互いへの見方を変え、地域社会への見方を変え、行動の仕方を変えることができます。自分にもっと親切にすることで自分自身に対する気持ちだって変えることができます。この世にはもっと親切が必要なのです」と語った。
そして彼女は友人である、米ニューヨークを拠点に活動するシンガー・ソングライターでパフォーマンス・アーティストのブリードラヴ(Breedlove)が最近Twitterに投稿したメッセージを引用し、精神的に辛かったり自殺願望を持つ人に助けを求めるよう呼びかけた。ブリードラヴは、「僕はもう黙っていられない。ケイト・スペードとアンソニー・ボーデインが亡くなったことで僕は自分の精神疾患について声を上げたくなった」と最近自殺した二人の著名人に触れ、自身も自殺願望に苦しんでいることを打ち明けつつ、まずは自分に近い人たちに相談したことを明かした。「僕は自分と似た人と出会うようになった。自分が体験していることについて自分自身と他の人に正直になる勇気さえ持てば、世の中に援助はたくさんある」と彼は呼びかけている。
ガガは母親のシンシアにも感謝の言葉を述べた。「お母さん、ありがとう。私の最も暗い心の内を恐れずに、多くの人がその価値の大きさに気づいていないこと― ただ私の手を握っていてくれたことに感謝します。そして他の人の手を握る手助けし、人々の手をつなぐ団体を運営してくれて感謝します。愛しています。自殺念慮とは魔法をかけられたような感覚で、私たちは共感力を持たなければなりません。親切になって、お互いの魔法を解き、健康に生きられるように助け合いましょう」と彼女は語りかけた。
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