2018/06/06
ダンス・クイーン、ジョディ・ワトリーがロゼロ・マッコイとネイト・アラン・スミスから成るSRLとともに来日ツアーを開催し、初日となる東京公演が6月5日、東京・ビルボードライブ東京にて行われた。
1977年に伝説のTVショー『SOUL TRAIN』から誕生したユニット、シャラマーでデビューしたジョディ・ワトリー。1987年に「Looking For A New Love」でソロ・デビューを果たし「EVERYTHING」や「REAL LOVE」などのヒット曲を世に放ち、【グラミー最優秀新人賞】も受賞。現在に至るまで、音楽シーンの一線で精力的に活動を行っている。
今回、およそ1年半ぶりとなったジョディの来日公演。会場が暗転すると、彼女の音楽キャリアを振り返る映像がスタート。その映像が終わると「メイクサムノイズ!」の声とともにジョディが登場し、観客は自然と立ち上がって拍手で迎えた。ロゼロとネイトとの息がぴったりなダンスを披露しながら「DON'T YOU WANT ME」や「STILL A THRILL」などダンス・チューンが立て続けに演奏され、序盤からすでに体を揺らしていたオーディエンスだったが、ジョディの「クラップ!」という一言で、気持ちが解放されたように一層テンションが上がり、会場が一気にダンスフロアとなっていった。
そのダンス・チューンももちろんだが、彼女の魅力はバラードでも発揮される。イントロが流れた瞬間に歓声が沸き起こった「EVERYTHING」では、パワフルかつ優しさに溢れたその歌声に、オーディエンスはうっとりと聞き惚れた。
再びスタートした映像では、モデルとして活動していたジョディのスタイリッシュで洗練された姿が映し出され、音楽だけでなくファッションアイコンとしても若き頃から一線を画すオーラを放っていたことが伝わってきた。すると、「ディスコする準備はできてる?」という声が聞こえ、メタリックなコートとベレー帽にハイヒールを合わせた衣装にチェンジしたジョディが登場。前半とは一変して大人の色気を纏い、「TAKE THAT TO THE BANK」を披露。ネイトとロゼロもマイクを持ち、3人の歌声で華やかなムードを演出していった。
後半には、シャラマーの名曲「A NIGHT TO REMEMBER」を歌い上げた後に新曲を披露。一貫した自分らしさを持ちながら、常に音楽性をアップデートし続けるジョディの芯のようなものを感じさせられた瞬間だった。そしてアンコールには、フロアを歓喜に導く名曲を披露しオーディエンスの熱気が最高潮に高まった中、「DANCER」のダンスソロでさらに盛り上げ、オーディエンスもステージ上で一緒に踊る大団円でライブが締めくくられた。
彼女のダンスや歌声で、あんなにファンが笑顔で楽しそうに踊っているのを見ているだけで、ジョディ・ワトリーが時代をリードし続けている理由を改めて感じたライブだった。なお、ジョディ・ワトリー&SRLの公演で残されているのは、6月6日のビルボードライブ東京、6月8日にビルボードライブ大阪の2会場。梅雨が近くて少し落ち込んでいる空気を晴らしたい方は、是非ライブに足を運んで踊ってみるのはいかがだろうか。
photo:Yuma Totsuka
text:神人未稀
◎公演情報
【ジョディ・ワトリー & SRL】
ビルボードライブ東京
2018年6月6日(水)
1st 開場17:30/開演19:00
2nd 開場20:45/開演21:30
ビルボードライブ大阪
2018年6月8日(金)
1st 開場17:30/開演18:30
2nd 開場20:30/開演21:30
詳細:http://www.billboard-live.com/
メンバー:
ジョディ・ワトリー(Vo)
ロゼロ・マッコイ(Vo/Dancer)
ネイト・アラン・スミス(Vo/Dancer)
ジョン・グレゴリー(Dancer)
ローランド・ハミルトン(Keyboards)
ナジム・チャンビ(Gt)
キース・イーディ(Ba)
ケリー・グリフィン(Dr)
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