2018/05/31
新世代ジャズ黄金期の象徴、カマシ・ワシントンが6月22日にリリースする最新アルバム『Heaven and Earth』より、新曲「Street Fighter Mas」が解禁された。
本楽曲は4月に公開された「Fists of Fury」と「The Space Travelers Lullaby」に続く新曲。カマシのSNSでは「Street Fighter Mas」のトレーラー映像も公開されている。
『Heaven and Earth』のレコーディングのため、カマシは自身のバンド、ザ・ネクスト・ステップと、新世代ジャズ勃興の出発点と言えるザ・ウェスト・コースト・ゲットダウンをロサンゼルスのヘンソン・スタジオに召集し、本作を構成する16曲をレコーディング。作曲と編曲はカマシが行い、新たなオリジナル楽曲はもちろんのこと、ジャズ界のレジェンド、フレディ・ハバードの「Hubtones」、さらに伝説の映画『ドラゴン怒りの鉄拳』のテーマ曲カバーや、バンドメンバーのライアン・ポーターによる曲も含まれる。
カマシは、新曲「Street Fighter Mas」について以下のように語っている。なお、カマシ・ワシントンは、2018年8月18日に【SUMMER SONIC 2018】に出演するほか、8月19、20日に東京・Billboard LIVE TOKYO、8月21日に【SUMMER SONIC EXTRA】として大阪・BIGCATでの単独公演も決定している。
◎カマシ・ワシントン コメント
若い時、私はゲームセンター世代の終わりと、ビデオゲーム機世代の始まりの間にいた。当時は、よくRexallという場所で、『ストリートファイター』をプレイしていた。様々な地区の様々な人がRexallにゲームをしに来てたんだ。あの場所は唯一、みんなが平等でいられる場所だった。ほとんどの場合、『ストリートファイター』が上手いかどうかということが大事だったんだ。それ以外の場所では、そこにいる奴らのことが怖いと感じるときもあった。でもRexallではただゲームをして、それだけが重要だった。わかるだろ? 私は『ストリートファイター』がすごく得意だった。実を言うとこの曲は、私が『ストリートファイター』をプレイしに現れたら流れる自分のテーマソングを作る、という冗談のような発想に起因している。ボクシング選手の登場シーンのようにね。アルバムの文脈としては、地元の奴らと築いた絆を意味している。彼らのことは「OG 」、つまり私たちが尊敬している年上の連中に対して「Older Guys」と呼んでいた。
私はギャングとは一切関わりがなかったから、そういう奴らとの接点はビデオゲームだけだった。けれど、私は彼らと知り合いだったし、彼らとは良い関係ができていた。それは主にビデオゲームを通じてだった。大人になってから考えたのは、今でも、OGがゲーム対戦という形で、彼らの抱える問題を解決することができたらどんなに素晴らしいかということだ。この作品の中では、過去との繋がり、そして繋がれる方法は多数あるという思いが込められている。
- Kamasi Washington -
◎リリース情報
『Heaven and Earth』
2018/6/22 RELEASE
<CD Box Set 輸入盤>
YT176 7,200円(tax out)
<2CD 輸入盤>
YT176CD 2,000円(tax out)
◎出演情報
【SUMMER SONIC 2018】
2018年8月18日(土)・19日(日)
※カマシ・ワシントンの出演は18日(土)のみ
千葉・ZOZOマリンスタジアム&幕張メッセ(東京会場)
【カマシ・ワシントン】(単独公演)
2018年8月19日(日)、20日(月)
東京・ビルボードライブ東京
【SUMMER SONIC EXTRA】(単独公演)
2018年8月21日(火)
大阪・BIGCAT
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