2018/05/24
2011年のデビュー以来、2014年の解散、2016年の再始動、そして今日に至るまでアイドルシーンに様々な伝説を残してきたBiS。常に激動の日々を送っている同グループだが、2018年春は多くの別れがあった。
旧BiSのメンバーでもあり、現在のBiSの屋台骨を作り上げたカミヤサキは【レンタルトレード終了の儀】と共にGANG PARADEへ。結成時よりリーダー兼ヨゴレ担当として活躍してきたプー・ルイがまさかの卒業。【WACKオーディション2018】でBiS新メンバーに選ばれたガミヤサキ(仮)の辞退。そして、ももらんどの突然の脱退。この激動の春を駆け抜け、6月にはふたつのグループ(BiS1st/BiS2nd)に振り分けられるキカ・フロント・フロンタール、ペリ・ウブ、アヤ・エイトプリンス、ゴ・ジーラ、パン・ルナリーフィの5人に現体制ラストインタビューを敢行した。今回はその後編をお届けする。
前編はこちら→ BiS現体制ラストインタビュー前編公開! 別れと対峙し続けた5人の物語「無駄じゃなかった、何も」 http://www.billboard-japan.com/d_news/detail/63557
◎BiS現体制ラストインタビュー後編
<激動の春~ももらんどとの別れ「頑張るって決めたから!」>
--また、別れと言えば、ももらんどの突然の脱退がありました。
パン・ルナリーフィ:いろいろあったと思うんですけど、1st/2ndに分かれると発表されるまでは「この6人、最高!」と思っていたし、全員が「この6人で頑張っていく」と本気に思っていたんです。それで日々の活動が本当に楽しかったし、ももも楽しそうだったし、みんなで団結して最高潮を迎えていたんですけど、1st/2ndに分かれるとなってからは私も含めて気持ちが一度バラバラになってしまって。気持ちの切り替えが出来ている人もいれば出来ていない人もいて、そこから思い悩んでいたと思うんです。だからももとはいろんなお話をたくさんしたんですよ。
アヤ・エイトプリンス:ももの口からどう想っているのかを聞いて、それをみんなで解決したいなと思って話し合いをしたんです。
ペリ・ウブ:ガミヤサキ(仮)が辞退したときに「自分にもっと何か出来たんじゃないか」と後悔していたので、もう絶対に何もしない訳にはいかなかったんですよ。「もう誰にも辞めてほしくない」という気持ちしかなかったので。なので、ももと話し合いをしたんですけど、ももは良い子なので「大丈夫」って言っちゃうんですよ。
アヤ・エイトプリンス:「頑張りたい」とも言っていたしね。
パン・ルナリーフィ:それでもずっと迷っている様子だったんですけど、最終的に「頑張るって決めたから!」って言い切ったんですよ。
アヤ・エイトプリンス:その日にギャンパレのワンマンがあったから「サキちゃんも頑張ってるからみんなで観に行こう」って言って。その帰りに「どうだった?」って聞いたら「すごくキラキラしてて格好良かった。サキちゃんも格好良かったし、新メンバーも格好良かった」みたいな話をしていて。それで「明日も頑張ろうね。バイバーイ」って別れた次の日に居なくなってしまったんですけど……でもそれまでの日々の中で、ももを放っておくのはおかしいと思ったし、何もしないのもおかしかったし、だからみんな最後の最後までやれることはやったと私は思っていて。それでももが辞めるという決断をしたのであれば、寂しいけど……それは尊重したい。でもメンバーをひとり失うのって自分が思っていたより喪失感があるし、やるせなかったですね。でも今は前を向いています!
<最高の細胞分裂>
--そんな多くの別れも経験しながら、短期間で進化してきた現体制のBiS。どんな気持ちで最後まで走りきりたいと思っているんですか?
ペリ・ウブ:伝説にしたいわ!
キカ・フロント・フロンタール:今、同じこと言おうとした。
パン・ルナリーフィ:そのときそのときの形がBiSだから、今はこの5人がBiSだし、プーちゃんが辞めるとき「超えられない壁になる」と言っていたように、今回も超えられないものをこの5人で作る。それが作れれば、6月以降のBiS1st/BiS2ndも細胞分裂みたいになって、最高のグループになってからふたつに分かれたら、最高が増えていくことになるじゃないですか。
ペリ・ウブ:常に高みへ。
パン・ルナリーフィ:5人全員が高みを目指していく。
アヤ・エイトプリンス:みんながどう分裂しても戦えるぐらい、5月31日までにひとりひとり超強くなっていなきゃいけないなって思います。
<BiS2ndの構想「ディズニーにおけるプリンスとヴィランズ(悪者たち)」>
--BiS2nd(キカ、ペリ、アヤ+新メンバー)はどう戦っていこうと思っているんですか?
ペリ・ウブ:私、構想ありますよ。勝手に考えてます。こっちのほうが泥臭いというか、汚い感じ。ディズニーにおけるプリンスとヴィランズ(悪者たち)みたいな。2ndはヴィランズ側としてやっていけば、絶対に格好良くなるなと確信しているんですよ。だから今は自信があります。ビジュアル的にもこっちのほうが厳ついし、あんまり綺麗な感じじゃなくって、のしあがる、這いつくばっていく、泥臭い格好良さを磨いていきたいと思います。
キカ・フロント・フロンタール:2ndはバランス良いよね。……って白塗りの私が言うのもアレなんですけど。
一同:(笑)
キカ・フロント・フロンタール:私はバランスを取ってもらっている側だから(笑)。
アヤ・エイトプリンス:1stはこれからどんどん優遇されていくと思うので、私たちは悔しい想いもたくさんすると思うんです。なので、2nd全員でのしあがる、1stをぶっ潰す。という気持ちしか私にはない。それがBiSにとって良いことになると分かってるから、1stを確実にぶっ潰したいと思います。
<BiS1stの構想「2ndの倍以上頑張らないと頑張っていることにならない」>
--BiS1st(ゴジ、パン+新メンバー)は?
パン・ルナリーフィ:まだ実際に始まっていないからグループとしてどうなっていくとか言えないんですけど、私たちは1stだからキープか落ちるしかないじゃないですか。なので、2ndが這い上がって来ようとするなら、それの倍以上頑張らないと頑張っていることにならないと思うんです。より必死にならないといけない。BiSの為を想って、2ndをきっぱり敵として見て頑張っていかなきゃいけないなと思ってます。
--今こそ合宿時の「1位じゃなきゃ意味がないの!」という精神が生きるときですよね。
パン・ルナリーフィ:それの延長戦にしていきたいなって思います。
--ゴジはいかがでしょう?
ゴ・ジーラ:まだ始まっていないので何とも言えないところはあるんですけど……でもBiSってメンバーひとりひとりに物語が付いてきたと思うんです。その物語を自分もしっかり作っていきたいなと思って。プーちゃんはそれをずっと作ってきた人だったから、私がそのプー・ルイを目指して、ずっと「BiSと言えばプー・ルイ」みたいなところがあったと思うんですけど、「BiSと言えばゴ・ジーラ、ゴ・ジーラと言えばBiS」となれるようにしたいと思います。そっちのほうが面白いじゃないですか。ただ、1st全体のことはまだよく分かんないです。4人がバランス取れるかと言ったらたぶん取れないから。
一同:(笑)
ゴ・ジーラ:すでに2人(ももらんど、ガミヤサキ(仮))抜けちゃってるんで、無理だと思う(笑)。でもそのバランスのなさを楽しんでもらえるようなグループにしたいなと思っているんで、個々が面白い4人になって、その中で私がいちばん面白くあれたらいいなと思っています。それが目標です。やっぱりプー・ルイという人間のストーリーがいちばん面白かったので、それにうって変わる存在になります。
取材&テキスト:平賀哲雄
撮影:Jumpei Yamada
関連記事
最新News
関連商品
アクセスランキング
1
SEVENTEENが癒し&傷を表現、日本4thシングル『消費期限』コンセプトフォト
2
<インタビュー>三代目 J SOUL BROTHERSがアルバム『ECHOES of DUALITY』をリリース――“三代目だからこそ”見せられるグルーヴと制作で見つけた自分たちの役割
3
サザンオールスターズ、2025年1月より全国アリーナ&ドームツアー開催 その名も“THANK YOU SO MUCH”
4
【BMSG FES'24】がパッケージ化、23名による「Brave Generation -BMSG United Remix-」ライブ映像が公開
5
King & Prince、新曲「WOW」MVプレミア公開へ向けティザー解禁&YouTubeライブ実施
インタビュー・タイムマシン
注目の画像