2018/05/14
ラジオ番組に出演したラッパーのアジーリア・バンクスがカーディ・Bを揶揄する発言をし、カーディがインスタグラムで怒りの反論を投稿してからアカウントそのものを削除してしまった。
歯に衣着せぬ物言いで知られるアジーリアだが、2017年9月にもカーディ・Bを“ニッキー・ミナージュの劣化版”と呼び、「ボーダック・イエロー(マネー・ムーブス)」はゴーストライターが書いたと侮辱したことがあった。2018年5月11日に『ザ・ブレックファースト・クラブ』に出演した彼女は再びカーディを“無教養で才能のないネズミ”、“黒人女性のカリカチュア”などと容赦なく切り捨てた。
アジーリアは2016年にリリースされたビヨンセのアルバム『レモネード』を引き合いに出し、「2年前、黒人女性文化に関する会話はかつてないほどの高まりを見せていた。国内では本当に本当に知的な会話が交わされていたのに、何もかもが変わってしまって今やカーディ・Bになってしまった」と嘆いた。
彼女は更に、「(カーディ・Bは)黒人女性のカリカチュアだって言ってるの。(本物の)黒人女性だったら絶対に許されない。例えば私のつづりや文法があんなにひどかったら、キャンセルされてる。ニッキー・ミナージュがあんなつづり方をしてたら、きっとみんなガミガミ言い続けるでしょ」と持論を展開した。
これらの発言を受け、カーディ・Bはインスタグラムに長い反論を投稿した。「私は自分が誰だか分かってる!ヒスパニックの父とカリビアンの母の娘で、それを誇りに思ってる!親譲りのものや文化を忘れたことはないし、注目されたいからって自分じゃない誰かみたいな話し方をしたり外見を変えたりしたことはない」などと彼女は憤り、“無教養”と言われたことについては、「私は2か国語を流ちょうに話せる。たまに言葉を間違えたり、コンマを使うのを忘れたり、たまにつづりを間違えたりしたからって私が無教養だってことにはならないし、バカでもない」と反論した。
また別の投稿では、「ビヨンセって、(アジーリアが)散々悪口を言ってメディアで引きずり回してたあの女性のことだよね?私はフッド(低所得者層地域)出身なの。私はこういう話し方をするし、こういう人なの。有名になりたくてなったわけじゃなくて、みんなが選んでくれたの!インスタグラムでフォローしてくれて、自分の才能を紹介する場を与えてくれた。手本とか模範にしてくれなんて頼んだ覚えはないし、有名だからって自分の生き方を変えたくない」と綴り、「自分の肌をブリーチしてるくせに(黒人女性の)擁護者気取りね。さよなら。自分らしくありたいからって謝る気もないし、自分を殺す気もないから」と書き、アカウントを削除した。
◎アジーリア・バンクスのインタビュー映像
https://youtu.be/r17fqELkv7g
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