2018/05/10
FLOWER FLOWERが、東京・Zepp Tokyoにて【FLOWER FLOWER インコのhave a nice dayツアー】の追加公演を開催した。
このツアー全公演で、YUIのセルフカバーとして「CHE.R.RY」が披露されているからか、追加公演では「ひょっとしたら?」という声も聞こえる中、開演時間約5分程度を過ぎて、FLOWER FLOWERはyuiを先頭にいつもどおりさりげなくステージに登場し、3月にリリースされた2ndフルアルバムの一曲目をかざった「命」からスタート。ギターは持たず、ハンドマイクでまさに命を削るように歌うyuiの独特な印象的な儚い声に酔いしれている間に、すぐさま「パワフル」をパフォーマンスし、人々の葛藤を歌う「マネキン」へと続く。
そしてFLOWER FLOWER活動当初から演奏していた「コーヒー」。この曲はアルバムでは歌詞が一部アレンジされていたが、ライブではオリジナルの歌詞で歌われることが多い。その後1stアルバムからの曲もはさみつつ、クールなMCに決めていたというyuiは「映像もあるので、そちらも楽しんでください」と言葉少なめにZepp限定演出の映像を使用した曲など披露。
ところが、クールを持ち合わせていないと自負したyuiは「我慢できないからしゃべるよ」と砕けたMCを展開するも、その先を考えていなかったため、ステージは独特の間が織りなす不思議な空気に。これもFLOWER FLOWERのライブには本来つきものの時間でもある。
そしてライブも終盤に差し掛かり、スタジオ録音とは全く異なる「バイバイ」を歌唱した後、yuiは「終わりたくないよー!」と叫び、名残惜しみながらも本編ラストの「小さな窓」が終わる。
すぐさま照明が落とされ観客のアンコールが巻き起こる中、yuiは、最近同じステージで共演したTOSHI-LOW(BRAHMAN)のモノマネをしながら登場。そしてなんと、ファンの「ひょっとしたら?」を感じ取ったのか、突如YUIの「Rolling star」のサビを歌い始めたyuiは「本当に練習していないの」と言いながらも、観客からは大きな歓声が巻き起こった。
アンコールではもちろん「CHE.R.RY」も演奏、オーディエンス煽り、サビを大合唱、メンバーそれぞれのソロパートも盛り込まれた特別バージョンだった。
最後、メンバーは「みんな最高です。ありがとうございました!僕ら、2018年このまま突き進んでいくのでよろしくお願いします!(mura☆jun)」「応援してくれてありがとうございます!今年もガンガンいくのでよろしくお願いしまーす!(mafumafu)」「このツアーこそがはじまりだと思ってます。なので、これからも飛ばしていくのでよろしくお願いします!ありがとうございました。(sacchan)」「すぐに会えるのを楽しみにしています!本当にありがとう。感謝しかないです。(yui)」とライブを締めくくった。
ファンの歓声と鳴りやまない拍手に包まれながら、ハプニングありサプライズあり涙、笑い、そして変な間もありのツアーは幕を閉じた。
ガンガン飛ばしていくと言っているFLOWER FLOWERのサプライズは近々にも用意されているという。また、このツアーに合わせて開設された期間限定のインスタグラムでは、今後ツアーを振り返る企画も実施予定とのことだ。
◎公演情報
【FLOWER FLOWER インコのhave a nice dayツアー】
2018年5月9日(水)東京・zepp tokyo
<セットリスト>
M1.命
M2. パワフル
M3. マネキン
M4. コーヒー
M5. アイス
M6. とうめいなうた
M7. 地図
M8. 神様
M9. あなたと太陽
M10. 産声
M11. スタートライン
M12. 月
M13. 踊り
M14. 時計
M15. バイバイ
M16. ひかり
M17. 小さな窓
【ENCORE】
EN1. 素晴らしい世界
EN2. CHE.R.RY(YUIカバー)
EN3.炎
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