2018/05/02
小林幸子、でんぱ組.inc、スプラトゥーン2ハイカライブなどが出演した超音楽祭を始め、ニコニコユーザーたちが集結し創り上げる“歌ってみた”、“踊ってみた”、“演奏してみた”、そして異色のテクノ法要まで音楽系ブースが大盛況となった【ニコニコ超会議2018】が4月28日、29日に幕張メッセで開催された。
音楽系ブースで例年通り最も注目を集めていた【超音楽祭2018】の注目アーティストは、その2日目の大トリで出演したヴァーチャルYouTuberキズナアイだろう。これまでもシオカラーズなどヴァーチャル・キャラクターが盛り上げてきた音楽祭ではあるが、今回はなんと“ラスボス”小林幸子が同じステージに登場。その異色の組み合わせに会場のみならず画面コメントも驚きの弾丸で埋め尽くされた。
お互いを「さっちゃん」「アイちゃん」と呼び合い、「コラボが出来たら嬉しいわよねって話していたのよね!」と小林幸子が語り始まった楽曲は「千本桜」。会場中のサイリウムは桜色に変えられ、楽曲途中の掛け声に会場と画面外の観客全員が一体となって盛り上がる様はまさに“ニコニコ”らしいものとなった。この様子はニコニコ動画とYouTubeにアップされている。
多くのスターを生み出した“歌ってみた”、“踊ってみた”などの動画が実現した【超歌ってみた】、【超踊ってみた】などのブースも、舞台上のみならずその舞台を共に“歌い”、“踊る”ニコニコユーザー達で活気溢れるものとなった。ニコニコの特徴である“差し入れ”システムにより、リアルな舞台にニコ生ユーザからリアルタイムで“バックダンサー”や“シャボン玉”などさまざまな演出や特殊効果が差し入れられ、これにより更に現地会場がヒートアップ…というニコニコらしい盛り上がりに満ちていた。
また仏教ブース【超テクノ法要×向原】では、テクノ音楽と最新テクノロジーを掛け合わせ、更にプロジェクションマッピング映像を同時に投影。会場には更にお香の香りがブース付近に漂っており、多くの人々がじっとスタンディングブースに佇んだまま、法要のサウンドに耳を傾け、仏像の映像や経典の文言へ見入っているという、まさに恍惚と忘我の境地を作り出す、異色の音楽ブースだったと言えるだろう。ブース後方では、サイレント座禅やお坊さん無料相談なども展開するという、そこがひとつの“お寺”のような場所になっていたカオス感も、ある意味でニコニコ超会議らしいものだったと言えるだろう。
これらの生放送は、ニコニコ動画で現在もアーカイブが見られるものもあり、イベントは終了してしまった現在でも当日の盛り上がりと共にリアルタイム感をもって楽しめる。Text:yokano
◎イベント情報
【ニコニコ超会議2018】
2018年4月28日(土)~4月29日(日)
幕張メッセ国際展示場1~11ホール、イベントホール
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