2018/04/23
プリンスの命日の前夜である2018年4月20日に、プリンスの追悼コンサート【プリンス:ライヴ・オン・ザ・ビッグ・スクリーン】が、プリンスの故郷・ミネアポリスのターゲット・センターで行われた。
プリンスのリマスターされた未発表の音源や映像を体験できるということもあり、様々な人種、年齢層の約7,000人のファンが会場に集結した。まずは紫のコスチュームを身にまとったホーン・セクション5人を含む、バンドメンバーが登場。メンバー紹介こそなかったものの、ザ・ニュー・パワー・ジェネレーションに在席していたメンバーが中心となっていた模様。コンサートのタイトルのように、ステージ中央のメインスクリーンにプリンスが映し出され、コンサートはスタート。なお、サブ・スクリーンはステージの右と左にも設置されていたほか、会場の一角となるフェンスには、ファンからプリンスへのメッセージの数々が掲載されていた。
プリンスは「レッツ・ゴー・クレイジー」「デリリアス」「1999」と、大ヒット曲を惜しげもなく、ステージ上の生演奏に合わせて熱唱。コンサートの中盤では、プライベートで親しかったというマイケル・ジャクソンの「今夜はドント・ストップ」を歌うプリンスが見られた。そんなこの日のハイライトは、ザ・ニュー・パワージェネレーションに在籍していたシェルビー・Jがオーディエンスに「“私たちはプリンス愛してる”って聞かせて、プリンスのレガシー、人生を祝いましょう」と語りかけ、始まった「ナッシング・コンペアーズ・トゥ・ユー(愛の哀しみ)」。サプライズ・シングルとして配信になったばかりのこの曲はシェルビーが生前のプリンスとステージでデュエットしていたため、その映像がスクリーンに流れ、また実際のステージ上でも、生バンドに合わせてデュエットが行われた。
さらに、ピアノの弾き語りライブをするプリンスの珍しい映像も流され、「ビューティフル・ワン」「ダイアモンド・アンド・パールズ」という至極のバラードも披露された。コンサートの終盤は「KISS」で大いに盛り上がり、そして誰もが待ち望んでいた最後の曲に向けて、紫のスモークがステージを包み込む。生前のプリンスが使っていたと思われるラヴ・シンボルのマークを施したマイク・スタンドがこの曲のためにステージ中央に置かれる。バンドの奏でるイントロに続き、スクリーンのプリンスが「パープル・レイン」を熱唱し、紫の紙吹雪がオーディエンスの上から舞い、2時間10分のコンサートが終わりを告げた。
PHOTO:Paisley Park Studios/Steve Parke
◎リリース情報
配信シングル「ナッシング・コンペアーズ・トゥ・ユー(愛の哀しみ)」
URL:https://bit.ly/2HlkYrJ
◎映像
未発表映像となるプリンス&ザ・レヴォリューションのリハーサル映像
URL:https://youtu.be/cpGA0azFdCs
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