2018/04/16
四星球が、2018年4月12日に川崎クラブチッタにて、【四星球1st e.p.「鋼鉄の段ボーラーまさゆきe.p.」レコ発ワンマンツアー川崎編 メジャーをクビになる10の方法】を開催した。
悲願だったフジテレビ『HEY! HEY! NEO!』出演を達成、ダウンタウンのふたりの前で「HEY!HEY!HEY!に出たかった」を(康雄はミラクルエースの出で立ちで)熱唱してから3日後。チッタのフロアの右方と後方にサブステージが設けられ、後方のそれには康雄が番組出演時に着用したミラクルエースの衣裳が展示されている。ライブの軸になっているコンセプトは、タイトルの「メジャーをクビになる10の方法」と「ライブ中に爆弾が爆発する」の2つ。当日はライブのストーリーに組み込みながら、その「10の方法」が明かされていった。
1「お酒を飲みまくってライブをする」
2「3ヵ月間お風呂に入っていない」
3「なかなか歌わない」
4「ギャンブル依存症」
5「経費の無駄使い」(注:まさやんかモリスが勝った時のために別の特効マシン2台も用意していた)
6「天狗になっている」(注:まさやんが)
7「下ネタがひどい」(注:13曲目の「フューちゃん」を康雄が下ネタの替え歌で歌う)
8「面白くない」(注:15曲目「Mr.Cosmo」で、恒例の「宇宙人が何かに乗って出て来る」ボケが、力いっぱいスベる)
9「事件を起こす」(注:『HEY!HEY!NEO!』出演時の話。本番で康雄がとったある行動が、オンエアでばっさりカットされていた件)
10「10のはずが9しか浮かばない」(注:アンコールで「横田で遊びすぎ」に貼り替えられた)
「クラーク博士と僕」の間奏では、まさやんがギターを置いて後方宙返りでサブステージから飛び下り、康雄はフロアにフラフープを投げ込む。「お告げ」の途中で4「ギャンブル依存症」にからんで、康雄が「ギャンブルによって次の曲を決めます!」と、まさやん、モリス、高田さん(U太が扮するおなじみの老人キャラ)の3人が競馬で戦い(という体でフロアに下りて好き勝手に走り回り)、高田さんが勝って始まった6曲目「晴れ男」ではステージ両端から大量のシャボン玉が噴射される。
9曲目「我ら吉野川同盟」の途中で、もうひとつのコンセプト「ライブ会場に爆弾が仕掛けられている」が始動。まさやんが会場に時限爆弾を仕掛けた、でもどこに仕掛けたか覚えていない、というフリから、康雄がフロアに下りタイマーの音を頼りに爆弾を探し回り、「この人からきこえる! この人楽屋に連れて行け!」と大柄な男性のお客さんをバックステージに連行。続く10曲目「妖怪泣き笑い」の途中で、そのお客さんが腹に黒全身タイツ&腹にダイナマイトの帯、という出で立ちで登場。チッタが爆笑に包まれる。
11曲目「四星球聴いたら馬鹿になる」と、12曲目「夜明け」の間、つまり前半と後半の折り返し地点で、本日最初のMCタイム。『HEY! HEY! NEO!』の話、まもなくプレイする「直りかけのCamera」の振付の説明、ここ川崎クラブチッタは10年にわたって年に一度は出続けている、四星球にとって唯一のライブハウスであることなどを、康雄が言葉にする。そして、四星球と馴染みの深いイベント【Set You Free】のバックドロップがステージ後方に現れる。
「夜明け」をはさんで、下ネタのひどさに耐えられなくなったモリスが演奏を止めて脱走し……という寸劇ありの「フューちゃん」、サビでメンバーとオーディエンスみんなグルグル回転した「直りかけのCamera」へ。そして、おなじみの“宇宙人が何かに乗って出て来るというボケ”で8「面白くない」を引き出した「Mr.Cosmo」では、歌いながらフロアに下りた康雄にオーディエンスが付いて行き、ホールの中から外へ、そして外から中へ大行進。
さらに、康雄がチョンマゲマンに変身。「爆弾の赤のコードか白のコードを切れ!」とメンバーに命ずる。1から8までの「条件」の伏線をすべて回収した結果「白だ!」と判断、コードを切ると大爆発。ボロボロになって現れたチョンマゲマン、「赤だったね」と伏線を逆にすべて赤で回収し直してみせ、「爆弾ボーイがどうなったか気になるよね?」と呼び込むと、新キャラ「チョンマゲマンチッタ」に変身した彼が登場。フロアはまた爆笑となった。
16曲目「この曲聴きに来たんだろ? この曲がやりたくて来たんです!」と、いよいよ本日のハイライト「HEY! HEY! HEY!に出たかった」へ。「Aメロでマイクの音が出なくて曲が止まる」という放送時のトラブルを完全再現、オーディエンスまた拍手喝采。康雄はそのままマイクなしの地声でMCに入る。『HEY! HEY! NEO!』の放送を観たら面白いところがカットされていた、いつか未公開シーンとしてオンエアされるくらいのバンドになろうと思う、など。「おセンチセンチメートル」では、『HEY!HEY!HEY!』を観た父親から康雄に電話があった話でフロアを感動で満たす。さらに、10「10のはずが9しか浮かばない」を発表して「オモローネバーノウズ」へ。曲の途中で四星球をデビューさせたビクター横田さんを呼び出し、ここまでの「10の方法」を審査してもらう、という小ネタで、本編を終えた。
時間が押したため、アンコールで予定されていた45分のコント「ライオンキングvs白井赤次郎」は割愛させていただきます──というウグイス嬢の影アナのあと、4人がステージに。「ボーナストラック」と「発明倶楽部」を経て、ラストで康雄は「僕の戻りたい瞬間にみなさん戻ってもらえればと思います! 2時間半よろしくお願いします!」と、再び「鋼鉄の段ボーラーまさゆき」を熱唱する。康雄の最後のMCは「何かつらいことがあったらこれを思い出してください! ありがとうございました、四星球でした!」だった。
PHOTO:Naritoshi Kitagawa
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