2018/04/16
韓国初のクロスオーバー・シンガー・グループとして2017年にデビューした4人組ボーカル・グループ“フォルテ・ディ・クアトロ”が4月13日、渋谷オーチャードホールにて初来日コンサートを行った。
フォルテ・ディ・クアトロは韓国のTVオーディション番組『ファントム・シンガー』の優勝者で結成され、リーダーのコ・フンジョン(テノール)、キム・ヒョンス(テノール)、イ・ピョリ(テノール)、TJソン(バス)の4人で構成されたミュージカルやオペラ出身者による最強の歌唱力を持つボーカル・グループ。
日本では2017年11月にデビュー・アルバムをリリースし、プロモーションで初来日を果たした。その際はファンと関係者のみを招待したショーケースを実施し、好評を得た。その後は2月の平昌オリンピックにて金メダルを獲得した羽生選手がエキシビション演技で使用した「ノッテ・ステラータ」(イル・ヴォーロ)をフォルテ・ディ・クアトロもカヴァーしており、音楽配信で同楽曲が大ヒット。iTunesのクラシック・ランキングで1位を獲得。また3月9日にはNHK『あさイチ』に出演した。
今回は彼らにとって2度目の来日となるがコンサートは初めて。日本での初コンサートを祝福するために、日本におけるクロスオーバー・アーティストの先駆者ともいえる雅楽奏者の東儀秀樹、サラ・オレインも応援にかけつけた。サラ・オレインとは「Wings」を、そして東儀秀樹も加わり「Luna」を初共演。神々しく豪華なスペシャル・コラボレーションが実現した。
19時の開演と同時にメンバーがステージに登場、会場いっぱいに詰め掛けた大勢のファンからは割れるような声援が飛び交い、コンサートは幕を開けた。1曲目「オデュッセイア」から美しくも迫力に満ちたパワフルなハーモニーに聴衆は圧倒、魅了され、アンコール3曲を含めデビュー・アルバムと2nd アルバムの曲から計18曲を熱唱した。軽妙なトークでも会場を温かな雰囲気に満たし、メンバーそれぞれの優しく、真摯で真面目な人柄も垣間みせた。
雅楽奏者の東儀秀樹は「FDQは歌がうまいのはもちろんだが、彼らのハーモニーからは“優しさ”が感じられて、それに包まれるのがとても心地いい。弟たちが出来たような気分がしている」とコメント。サラ・オレインは「なんといっても彼ら特有のハーモニーが唯一無二。いつかまた韓国でも日本でも共演したい。」と絶賛した。
(C)宇野寛之
◎イベント情報
【フォルテ・ディ・クアトロ 「運命のハーモニー ~プレミアム・コンサート~」】
2018年4月13日(金)
東京・Bunkamura オーチャードホール
曲目:
1.オデュッセイア
2.永遠にあなたのもの
3.遠い星のように
4.ノッテ・ステラータ(星降る夜)
5.言葉もなく
6.愛のファンタズマ
7.誰も寝てはならぬ ※東儀秀樹ソロ
8.天使の糧
9.アヴェ・マリア(カッチーニ)
10.愛の教科書
11.ウィングス with サラ・オレイン
12.ルーナ with 東儀秀樹&サラ・オレイン
13.タイム・トゥ・セイ・グッバイ ※サラ・オレインソロ
14.ヴォラーレ
15.Viva La Vida ~美しき生命
16.Destino~運命(Korean Version)
17.アルビノーニのアダージョ
アンコール
18.Destino~愛が変えたすべて(Japanese Version)
19.川の流れのように
20.Heal The World
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