2018/04/15
2018年4月16日付のBillboard JAPAN週間アルバム・セールス・チャート“Top Albums Sales”で、BTS (防弾少年団)『FACE YOURSELF』が284,866枚を売り上げ首位を獲得した。
本作は、総合ソング・チャート“JAPAN HOT100”で最高1位をマークした「血、汗、涙」の“Japanese ver.”をはじめ、ザ・チェインスモーカーズとの共作「Best Of Me」など、全12曲を収録。日本オリジナル・アルバムでありながら、全世界同時刻配信された本作は、トータル50の国と地域でiTunes1位を獲得した。
2017年5月には【Billboard Music Awards 2017】で、<トップ・ソーシャル・アーティスト>を受賞。11月には【American Music Awards】に出演するなど、飛ぶ鳥を落とす勢いで世界中を席巻しているBTS。その勢いは日本でも見受けられており、本作にも収録されている「MIC Drop」のシングル累計売上枚数は、現在48万枚を突破。ハーフミリオン目前となっている。
今回はSoundScanJapanより、『FACE YOURSELF』と、2016年に発売された前アルバム『YOUTH』の実店舗における都道府県別初週売上割合を抽出。日本国内での人気の秘密を調査した。
『YOUTH』
2016/9/7 RELEASE
1位 東京 34.8%
2位 大阪 20.8%
3位 愛知 4.9%
4位 兵庫 4.5%
5位 神奈川 3.8%
6位 福岡 3.6%
7位 埼玉 3.1%
8位 北海道 2.7%
9位 京都 1.9%
10位 千葉 1.9%
『FACE YOURSELF』
2018/4/4 RELEASE
1位 東京 24.7%
2位 大阪 11.1%
3位 愛知 5.8%
4位 神奈川 4.8%
5位 兵庫 4.7%
6位 福岡 4.3%
7位 埼玉 4.1%
8位 千葉 3.2%
9位 北海道 2.9%
10位 静岡 2.2%
『YOUTH』では東京と大阪で全体の半分を占める結果となったが、『FACE YOURSELF』では全国的にシェアを広げたことがわかる。2016年に開催されたアジアツアーの日本公演では、東名阪のみの開催となったが、2017年は福岡や札幌を含む全6都市で開催。また、会場のキャパシティも倍以上に拡大したことから、地方のファンやコアなファン以外の層もライブに足を運びやすくなったことが推測でき、その結果、全国的に支持されるようになったのではないかと考えられる。
さらに同年には、日本版・韓国版のベスト盤が同時発売。シングルも2枚リリースされ、併せてファンイベントも開催された。このように、ワールドワイドに活躍しながらも、日本での活動も活発的なことが、人気拡大の要因の一つと言えるだろう。
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