2018/03/31 02:23
小泉今日子が浜田真理子とともに10年間に渡って行ってきたイベント【マイラストソング】がNHK総合で初めて番組化され3月28日に放送された。
演出家として「時間ですよ」「寺内貫太郎一家」などの名ドラマを数多く残し、作詞家、小説家、エッセイストとしても活躍し、2006年に急逝した久世光彦。彼が14年間に渡り綴ったエッセイ『マイ・ラスト・ソング』の世界を、朗読と歌で綴るステージを2008年から続けてきた久世光彦を恩師と呼ぶ小泉今日子とシンガー・ソングライターの浜田真理子、久世光彦ゆかりの女優・樹木希林、そして小泉が注目する若手女優・満島ひかり、小説家としても活躍する芸人・又吉直樹に加え、奇妙礼太郎が出演。キーワードをもとに様々なマイラストソングが紹介された。
"戦後"=平野愛子「港が見える丘」を浜田真理子、"変な歌"=ザ・ディランⅡの「プカプカ」を奇妙礼太郎がそれぞれ弾き語った後、小泉今日子、樹木希林、満島ひかりが揃い「女優と恋愛」、「男に飽きるとき」、「結婚と離婚」、「女優として生きる」、「女優と家族」をテーマに、トークセッションを展開。満島が「好きな人にご飯を三食つくる生活がしたい」と切り出すと、小泉が「仕事をしながら誰かと生活するのは難しい」と語るなど貴重トークが展開された。
次のキーワード"男と女"ではペギー葉山「爪」を満島ひかり、"戦争"では「朧月夜」を再び浜田真理子が弾き語りで披露。戦争を直接語り継がれた最後の世代として小泉は、「何かを伝え、それを知ってもらい、改めて考える時間を作ってもらうことは、大人がしないといけないかな」と語り、最後は"人生"をキーワードに高田恭子「みんな夢の中へ」を浜田真理子が歌い上げた。
番組冒頭ではアイドルから女優、さらに文筆家へと成長していくに小泉に対して「最近のあなたは文章も演技も随分うまくなって鼻が高くなった気にもなるけど、うまいの先にはそう広い世界はないので、もっといつもドキドキしたり、不安に揺れたりしてるあなたが見たいです」と語った久世光彦の言葉を小泉が"恩師の言葉"として紹介したほか、小泉が愛猫を失った時に、当時出演していたドラマ「あまちゃん」の収録に向かう途中では秦基博「アイ」を聴いて、電車の中で涙したエピソードを明かした。
浜田真理子と小泉今日子によるイベント【「マイ・ラスト・ソング」~久世さんが残してくれた歌~】の追加公演は4月14日、15日にビルボードライブ東京で開催される。
◎公演情報
【浜田真理子×小泉今日子
「マイ・ラスト・ソング」~久世さんが残してくれた歌~】※追加公演
2018年4月14日(土)~15日(日)
ビルボードライブ東京
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