2018/03/31 12:30
4月14日に公開を控えるマーク・ウェブ監督最新作の映画『さよなら、僕のマンハッタン』の劇中シーンが解禁された。
今回公開されたのは、映画の原題『The Only Living Boy in New York』と同名のサイモン&ガーファンクル「ニューヨークの少年」が流れるシーン。人生迷走の真っ只中、想いを寄せるミミからも迷いを見透かされてしまい、雨の中行き場を無くした主人公のトーマスが向かった実家の自身の部屋で、彼に寄り添うかのように優しく流れている。「ニューヨークの少年」は、ひとりニューヨークに残されたポール・サイモンが役者としてメキシコに飛び立ったアート・ガーファンクルに向けて作ったというが、ポールの取り残されてしまったような孤独な気分がトーマスの心情とシンクロする映像となっている。
同曲は大ヒットアルバム『明日に架ける橋』に収められており、実は「ベイビー・ドライバー」も同アルバムの1曲前に収録されている。アメリカでは昨年7月に『ベイビー・ドライバー』が、8月に『さよなら、僕のマンハッタン』が公開されており、奇しくも2か月連続でサイモン&ガーファンクルの曲名がついた映画が公開となった。
これを受け、エドガー・ライト監督は自身のツイッターで、「僕の『ベイビー・ドライバー』が7月に、マーク・ウェブの『さよなら、僕のマンハッタン』が8月に公開される。で、映画『フランク・ロイド・ライトに捧げる歌』はいつ公開?」と同じくサイモン&ガーファンクルの名曲をあげツイート。するとすぐに、『スター・ウォーズ 最後のジェダイ』のライアン・ジョンソン監督が「『Keep the Customer Satisfied』は僕のだね」と反応。そこでウェブ監督が「そろそろこれを発表するよ…ザ ・ロック主演で「アイ・アム・ア・ロック」!」と、“ロック様”ことドウェイン・ジョンソンまでも引っ張り出す展開に。そして、ドウェインはこの呼びかけにすぐさま反応し、「君らがやるなら、俺もやるよ!」と熱い返答。この騒動はヴァラエティ誌の記者をも巻き込み、<サイモン&ガーファンクル・ユニバースを企画中>との見出しが躍る事態となった。映画を観る際には是非劇中歌にも注目してもらいたい。
◎『さよなら、僕のマンハッタン』劇中シーン:
https://youtu.be/wAGVbNzbSHk
◎公開情報
『さよなら、僕のマンハッタン』
2018年4月14日(土)より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国順次公開
監督:マーク・ウェブ
脚本:アラン・ローブ
出演:カラム・ターナー、ケイト・ベッキンセール、ピアース・ブロスナン、シンシア・ニクソン、ジェフ・ブリッジス、カーシー・クレモンズ
劇中曲:「ニューヨークの少年」 サイモン&ガーファンクル
配給:ロングライド
(C)2017 AMAZON CONTENT SERVICES LLC.
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