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2018/03/27

【米ビルボード・ソング・チャート】ドレイク「ゴッズ・プラン」9週目の首位、ビービー・レクサ&フロリダ・ジョージア・ライン2位に浮上

 ドレイクの「ゴッズ・プラン」が9週目のNo.1を獲得した、今週の米ビルボード・ソング・チャート。

 通算9週は、2016年にフィーチャリング・ゲストとして参加したリアーナの「ワーク」と並ぶ記録で、次週も首位を死守すれば、同2016年に年間3位をマークした「ワン・ダンスfeat.ウィズキッド&カイラ」の10週タイ記録となる。 これから更なる強豪が登場する可能性もあるが、急速にランクダウンしなければ、年間1位も狙えるかもしれない。R&Bチャート、ラップ・チャートでも、同9週目の1位を獲得している。

 歴代記録を更新したストリーミング・チャートでも、同9週連続の1位を獲得した「ゴッズ・プラン」だが、 セールス・チャート(デジタル・ソング)では、 44,000ダウンロードを獲得したものの2位にダウンしていて、ストリーミングも徐々に視聴回数が落ちているため、間もなく首位が入れ替わる可能性は高い。

 その記録に迫るのが、 ビービー・レクサとフロリダ・ジョージア・ラインのデュエット曲「メント・トゥ・ビー」。昨年末から徐々にランクアップし、今年に入ってからTOP10内をキープし続けた同曲が、遂に先週の4位から2位にTOP3入りを果たした。シングル・チャート(HOT100)での2位は、両者にとって自己最高位となる。また、カントリーのデュオ/グループとしては、2013年にレディ・アンテベラムの「ニード・ユー・ナウ」が獲得した2位に並ぶ、5年ぶりの快挙。カントリー・ソング・チャートでは、 17週目のNo.1を獲得中。

 カントリー・シンガーのマレン・モリスと、EDM界の貴公子=ゼッドとグレイのコラボ・ソング「ザ・ミドル」もラジオ・エアプレイやセールスが好調で6位に停滞し、エレクトロニック・ソング・チャートでは8週目のNo.1をマークした。No.1獲得は難しいかもしれないが、こちらも今後上位ランクインが期待できる1曲。

 今週のアルバム・チャートで首位にデビューした、エクスエクスエクステンタシオンの新作『?』からは、先行シングルの「サッド!」が先週の19位から7位にTOP10入りした他、アルバム収録曲が100位内にランクインした。アルバム・チャートでは前作『17』(2位)に続き2作連続のTOP3入りを果たしたが、ソング・チャートでは自身初のTOP10入りとなる。本作の初動ユニットは131,000で、そのうち106,000がストリーミングによるポイントだった。

 今週9位に初登場したのは、米ペンシルベニア州出身のラッパー=リル・ディッキーの新曲「フリーキー・フライデー」。セールス・チャートでは3位、ストリーミング・チャートでは 2650万回視聴を獲得し、4位にランクインしている。 3月15日に公開されたミュージック・ビデオの視聴回数も、ポイントに大きく貢献した。

 リル・ディッキーは自身初、フィーチャリング・ゲストとして参加した クリス・ブラウンにとっては、 2014年5月の「ロイヤル」(最高9位)以来4年ぶり、通算14曲目のTOP10入りとなる。クリス・ブラウンは、この曲で90曲目のランクイン(HOT100)を果たし、歴代7位に浮上した。「金曜日(フライデー)」がタイトルに付く曲としては、ケイティ・ペリーの「ラスト・フライデイ・ナイト (T.G.I.F.) 」(2011年1位)に続く、歴代2位の最高位。


Text:本家一成

※関連リンク先の米ビルボード・チャートの掲載は、3月28日22時以降予定となります。

◎【Hot100】トップ10
1位「ゴッズ・プラン」ドレイク
2位「メント・トゥ・ビーfeat.フロリダ・ジョージア・ライン」ビービー・レクサ
3位「パーフェクト」エド・シーラン
4位「フィネスfeat.カーディ・B」ブルーノ・マーズ
5位「サイコfeat.タイ・ダラー・サイン」ポスト・マローン
6位「ザ・ミドル」ゼッド、マレン・モリス、グレイ
7位「サッド!」エクスエクスエクステンタシオン
8位「ハヴァナfeat.ヤング・サグ」カミラ・カベロ
9位「フリーキー・フライデーfeat.クリス・ブラウン」リル・ディッキー
10位「プレイ・フォー・ミー」ザ・ウィークエンド&ケンドリック・ラマー

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