2018/03/05
稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾が、2018年3月4日に東京・駒沢公園で開催された【パラ駅伝in TOKYO2018】に、パラサポのスペシャルサポーターとして登場。パラスポーツ応援チャリティーソング「雨あがりのステップ」を初披露した。
さまざまな障がいのある人と健常ランナーがチーム構成し、1チーム8人で20.504kmをタスキでつないでいく【パラ駅伝in TOKYO2018】。開催3回目となる今回は、初の海外チームがラオスから参戦。国内各地からエントリーした16チームとあわせて計17チームが「i enjoy!」を合言葉に、楽しみながら覇を競った。
稲垣、草なぎ、香取がパラサポのスペシャルサポーターに就任した効果なのか、観戦チケットはわずか1時間ほどで受付終了となる。その後の追加申し込みとあわせて、当日集まった観客数は、約1万7100人。“映像ではなくライブでの3人”の姿を目撃した観客からは、悲鳴に近い歓声があがった。
香取は描いた絵のレゴ壁画をお披露目。もともとは、横2.6m×縦8.1mの壁画だったが、プロレゴビルダーの三井淳平が約15万ピースを使って見事な立体壁画を再現した。香取は「感動ですね。自分の描いた絵が、三井さんのおかげで全部がレゴになって立体的になって、生まれ変わった感じがします。描かせてもらった絵は壁画なので外には持ち運べない。でも、レゴだと分割して運べるので、パラスポーツのイベントなどでみなさんにお披露目できる機会が増えたらうれしいなぁと思います」とコメントした。
レース中も3人の応援は続き、聴覚障がいのあるランナーには声援が届かないため、手話での「がんばれ」などを観客とともに実践。最後の力を振り絞るランナーのためにトラック外周を走りながら観客のウエーブをうながした。そして、レースは「ベリーグッド とちぎ」が昨年に続き2連覇を達成。稲垣、草なぎ、香取は、最後尾を争う車いすランナーを走りながら応援し続け、観客も一体となってゴールを見守った。草なぎは「僕も本当に楽しかったです。選手のみなさんがゴールする時に素直に感動できた自分がうれしくて。3回目となるパラ駅伝ですけど、今回応援に来てくれた方がいままでで一番多かったみたいで。そういう力も選手のみなさんのエネルギーに変わったのかと思うととても感動的でしたし、選手のみなさんから逆に力をもらえてありがたかったです」と語った。
そして、スペシャルライブでは、新しい地図として3人からサプライズ。この日が初披露となるパラスポーツ応援チャリティーソング「雨上がりのステップ」で、生の歌声が届けられた。パラスポーツに携わる人々はもちろん、壁にぶつかりながらも前に進もうとしているすべての人への応援歌は、新しい活動へと歩み始めた彼ら自身の歌なのかもしれなかった。稲垣は「今日、はじめて歌ったんですけど、大勢の人がいてそれを求めてもらえて、歌って通じ合えるというのは、改めて気持ちのいいことですし、やっぱり歌うことがすごく好きなんだなぁと。そして、歌詞。“誰もが新しい道が続いているんだよ”といったことを歌っているんですけど、それはいまの僕らの心情にもぴたりと合っている気がしています」と自身の気持ちを明かした。
また、楽曲「雨上がりのステップ」がWarner Music Japan、作曲家・菅野よう子、作詞家・麻生哲朗らの賛同のもと配信されることも発表された。3月19日~6月30日まで、iTunes Storeでチャリティー販売を開始し、売上金額のすべてが寄付され、日本財団パラリンピックサポートセンターを通じてパラスポーツの支援にあてられる。さらに、このチャリティーに関する進捗状況は「新しい地図」のオフィシャルホームページ上で日々更新され、最終報告は、稲垣、草なぎ、香取のレギュラー番組『新しい別の窓』(AbemaTV)で7月1日に生放送で語られるという。
PHOTO:Yoshika Horita
※草なぎ:「なぎ」は「弓へんに剪」
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