2018/03/05
矢沢永吉が2016年7月にリリースしたライブ・アルバム『LIVE HISTORY 2000~2015』が、矢沢本人の意向により発売後にも関わらず再ミックスされ、購入済の希望者がいれば無償で交換するという、前代未聞の対応がされることがわかった。
2018年の年明け早々、矢沢から事務所スタッフに連絡があり、2000年~2015年の膨大なライブ音源から厳選した32曲を矢沢永吉自らミックスを手掛けリリースした『LIVE HISTORY 2000~2015』について、「あのライブアルバムのミックスをやり直したい」と連絡があったという。
2017年に開催されたツアー【TRAVELING BUS TOUR2017】を大成功で終え、年末年始を家族とアメリカで過ごしていた矢沢。束の間の休暇で湧いてくるアイデアを大事にする彼だが、今回もそれが“契機”となった。「最高!」と『LIVE HISTORY 2000~2015』を繰り返し聞いていた矢沢だったが「もっとここのバランスをこうした方が良い!」と次々に着想が生まれたそう。帰国した矢沢はスタジオにこもり、みずから32曲を再ミックスした。
2016年発売の本作は、矢沢自身も納得のいく作品に仕上げリリースしていたことは間違いない。それにも関わらず再ミックスしたことについて、本人は「矢沢のわがまま」と表現した。しかしこれは、どこまでも完璧を求めるアーティスト・矢沢永吉の“良いものを残したい”と思う純粋な欲求、こだわり以外のなにものでもないだろう。
これから出荷されるCDはすべて再ミックス版に差し替えられるが、既に本作品を購入している場合は無償での交換に応じるとのこと。詳細はオフィシャルホームページに掲載されている。
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