2018/02/21
2月21日は音楽史に残る偉大なジャズ・トランペッター、クラーク・テリーの3度目の命日。
クラーク・テリーは1920年12月14日、アメリカ・ミズーリ州セントルイス生まれ。10代の頃から音楽活動をスタートさせ、60年代にはカウント・ベイシー、デューク・エリントン、クインシー・ジョーンズのバンドを渡り歩き、トップ・トランペッターとして活躍。当時のテリーの演奏は、地元セントルイスの後輩であるマイルス・デイヴィスの演奏スタイルにも大きな影響を与えたと言われている。
70年以降はフリューゲルホルン奏者としてバンドを率いたほか、精力的に後進の育成もおこない、2010年のグラミー賞では生涯功労賞を受賞、残されたレコーディング音源は900にものぼるとも言われている。60年以上にわたりジャズの継承と発展に貢献し続けたが、晩年は自宅療養生活に。しかし、その間も病床から愛弟子である盲目の若手ピアニスト、ジャスティン・コフリンに演奏指導をおこない、その模様はドキュメンタリー作品『Keep on Keepin' On』に収められている。最期まで後進の育成に尽力したテリーは、2015年2月21日、94歳という大往生の末にこの世を去っている。
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