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2018/02/14

ヒュー・ジャックマン&キアラ・セトル記者会見、話題曲「ディス・イズ・ミー」の影響力に涙

 『レ・ミゼラブル』の熱唱で世界を泣かせたヒュー・ジャックマンが、『ラ・ラ・ランド』で【アカデミー賞】を受賞した才能溢れる音楽チームと組んで完成させたミュージカル映画『グレイテスト・ショーマン』の来日記者会見を2018年2月14日、都内某所で行った。

 会見には、『LOGAN/ローガン』のプロモーション以来約9か月ぶりの来日となるヒュー・ジャックマンと、本作で髭の生えた女性レティを演じ、劇中曲「ディス・イズ・ミー」が注目のキアラ・セトルが登壇した。親日家でも知られるヒューは「オハヨウゴザイマス。そして、ハッピー・バレンタインデー! 女性が男性にチョコレートを贈る習慣がある日本に来られて嬉しいです。まだキアラから貰ってないんだけど…」と冗談を飛ばすと、キアラは「あげません(笑)」と即答するやり取りが見られ、ふたりの親近感が感じられた。

 この映画の注目はやはり、劇中で繰り広げられるミュージカルナンバーだろう。映画賞にノミネートされ、ここ日本でも先日、バブリーダンスで知られる登美丘高校ダンス部が「ディス・イズ・ミー」を踊った映像が公開されるなど、その注目度は高い。この曲を歌うキアラは「この曲を初めて聴いた時、逃げようとしたんです。他の誰かに頼んでって言いました。この曲のプロセスを通じて学んだのは、音楽という言語はどんな言葉をも超えるということ。ストーリーでは語りつくせないものを言葉がチューンに乗ることで語ってくれるんです」と語る。そしてその曲の影響について語ると「今でも毎日もがいているのと同時に感謝もしています。この曲を聴くたびに、自分が信じているものを信じていいんだと、そして一歩ずつ前進させてくれる力を貰っています。登美丘高校のダンス映像を見ていると、私も希望を感じますし、自分のことを信じられるような気がします。自分がそれほど孤独ではないんだと、実感することが出来ました。倒れてもまた立ち上がればいいんです」と、涙ながらに語り、その熱弁に会場からも拍手が送られた。

 ヒューもこの「ディス・イズ・ミー」が一番好きだと言う。「キアラがこの曲を歌うのをモニター越しで観て、泣きました。人間とはどういうものなのかを、正直に描いています。良いことに対しては、みな正直でいられますが、恥ずかしい部分になると、それが難しい。この曲をキアラが歌い、心のまま歌うキアラを観るたび、毎回感動します。生きることは大変だけど、その甲斐があると感じられます」と語った。最後に、ヒューは公開を待ちわびている日本のファンに向けて「完成までに8年もの歳月をかけました。この映画を観た後は、心の中も外も笑顔でいっぱいになるでしょう。楽しんでください!」とアピールした。映画『グレイテスト・ショーマン』は2018年2月16日(金)より公開。


◎公開情報
『グレイテスト・ショーマン』
2018年2月16日(金)より、全国ロードショー
監督:マイケル・グレイシー
出演:ヒュー・ジャックマン、ミシェル・ウィリアムズ、ザック・エフロンほか
配給:20世紀フォックス映画

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