2018/02/06 13:20
ドレイクの「ゴッズ・プラン」が2週目の首位を記録した、今週の米ビルボード・ソング・チャート。
初登場1位でデビューした先週からセールス・ポイントは後退したものの、ストリーミングやラジオ・エアプレイが好調だったこともあり、2週連続のNo.1を死守したドレイクの「ゴッズ・プラン」。一方、同曲が収録されたEP盤『スケーリー・アワーズ』からのナンバー「ディプロマティック・イミュニティ」は、先週の7位から55位に転落している。
ドレイクはこの2曲の他にも、18位に初登場したミーゴスの「ウォーク・イット・トーク・イット」にもフィーチャリング・ゲストとして参加し、計3曲を100位内に送り込んだ。その「ウォーク・イット・トーク・イット」が収録されたミーゴスの新作『カルチャーII』は、今週のアルバム・チャートで1位にデビューし、2作連続の全米No.1獲得を果たした。
『カルチャーII』からは、昨年10月にリリースされた先行シングル「モータースポーツ」が先週の11位から8位へ再浮上した他、ファレル・プロデュースによる2ndシングル「スティア・フライ」が52位から12位にジャンプアップするなど、アルバム収録曲が計13曲ランクインしている(グッチ・メインのシングル「アイ・ゲット・ザ・バッグ」を含めると14曲)。アルバムの初動ユニット数199,000のうち、およそ160,000がストリーミングによるポイントということで、中でもよく聴かれたナンバーが上位にデビューしている。
ミーゴスに代わって、次週のアルバム・チャートで1位デビューが期待されている、ジャスティン・ティンバーレイクの新作『マン・オブ・ザ・ウッズ』(2月2日発売)から、カントリー・シンガーのクリス・ステイプルトンをフィーチャーした「セイ・サムシング」が今週9位に初登場。これで、1stシングルの「フィルシー」(最高9位)に続き、2曲連続、通算19曲目のTOP10入りを果たした。早くも55位までランクダウンしている「フィルシー」だが、次週はアルバムのリリース効果や、現地時間2月4日に開催された【第52回スーパーボウル】のハーフタイムショーでのパフォーマンスを受け、ランクアップすることが予想される。また、ストリーミングが好調なら、アルバムの収録曲も何曲がデビューするだろう。
1月28日に開催された【第60回グラミー賞】で、主要3部門を受賞したブルーノ・マーズの「フィネスfeat.カーディ・B」は今週3位に、再びTOP3入りを果たしたが、<最優秀レコード賞>を受賞した「24K・マジック」 や、<最優秀楽曲>受賞の「ザッツ・ホワット・アイ・ライク」 がリエントリーすることはなく、その他にパフォーマンスしたアーティストなどの楽曲も、伸び率はイマイチだった。
28位には、ゼッドとマレン・モリス、そしてLAのEDMデュオ=グレイによるコラボ・ソング「ザ・ミドル」が初登場した。昨年は、アレッシア・カーラをフィーチャーした「ステイ」が全米7位/全英8位の大ヒットを記録したゼッドだが、2018年の第一弾シングルも同路線のミッド・チューンで勝負し、良い出だしとなった。
続いて28位には、カントリー・シンガー=ジェイソン・アルディーンの「ユー・メイク・イット・イージー」がデビュー。同曲は、4月にリリース予定の8thアルバム『リアビュー・タウン』からの先行シングルで、前作『ゼイ・ドント・ノウ』(2016年1位)からのシングル「ゼイ・ドント・ノウ」から、およそ9か月振りの新曲となる。その間には、多くの犠牲者を出したカントリー音楽野外フェスティバル【Route 91 Harvest】(2017年10月1日)でのラスベガス銃乱射事件があり、事件当時ステージでパフォーマンスを行っていたのがジェイソンだった。
Text:本家一成
※関連リンク先の米ビルボード・チャートの掲載は、2月10日22時以降予定となります。
◎【Hot100】トップ10
1位「ゴッズ・プラン」ドレイク
2位「パーフェクト」エド・シーラン
3位「フィネスfeat.カーディ・B」ブルーノ・マーズ
4位「ハヴァナfeat.ヤング・サグ」カミラ・カベロ
5位「ロックスターfeat.21サヴェージ」ポスト・マローン
6位「バッド・アット・ラブ」ホールジー
7位「ニュー・ルールズ」デュア・リパ
8位「モータースポーツ」ミーゴス、ニッキー・ミナージュ&カーディ・B
9位「セイ・サムシング」ジャスティン・ティンバーレイクfeat.クリス・ステイプルトン
10位「サンダー」イマジン・ドラゴンズ
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