2018/02/03
柚希礼音、加藤和樹がW主演を務めるミュージカル『マタ・ハリ』の東京公演が、本日3日に東京国際フォーラム・フォームCにて開幕。その前日となる2日にゲネプロが公開された。
本作は、2016年に韓国で世界初演され人気を博し、2018年にいよいよ日本に上陸。第一次世界大戦の暗雲たれこめるヨーロッパを舞台に、人々を魅了するカリスマダンサーであり、時代、国、人々を翻弄するフランスの女スパイ”マタ・ハリ”に、元宝塚歌劇団星組のトップスター・柚希礼音。マタ・ハリと恋に落ちる若きフランス空軍将校・アルマン、そしてマタ・ハリをフランスの女スパイに命じるフランス諜報局大佐・ラドゥーの2役を回替わりで歌手・俳優・声優として活躍する加藤和樹が演じる。
この作品で、観客の心を惹くマタ・ハリの“華麗な舞”は、韓国公演では見られなかった「寺院の踊り」を完璧なスタイルと圧倒的な表現力で柚希が踊り切る。まさにその姿は、マタ・ハリの魂そのものだ。そんな彼女が恋に落ちるアルマンは、空軍パイロットながら戦争が終わった未来を夢見る若き将校でどこか甘く爽やかな雰囲気。一方、マタ・ハリにフランスの女スパイを命じるラドゥーは、目的のためなら手段を選ばない冷酷なイメージ。しかしマタ・ハリをスパイとして利用しながらも、次第に惹かれてしまう。そんなマタ・ハリを巡る正反対の男性2人を加藤が演じるのが今回の見どころのひとつ。
ゲネプロ当日はアルマンを加藤、ラドゥーを佐藤隆紀(LE VELVETS)が演じ、クライマックスの2人の対決シーンで歌われる「二人の男」は、加藤と佐藤の圧倒的な歌唱力の対決でもあり、心がヒリヒリするほどの衝撃を受けた。こうなると、甘いアルマンを演じた加藤が冷酷なラドゥーをどう表現するのかも知りたくなる。「稽古では二役が技術面で混乱することもありましたが、それぞれの役の芯に迷いはありません」と語る加藤のアルマンとラドゥーのWキャスト2パターンどちらの組み合わせも観劇したくなる作品だ。
ミュージカル『マタ・ハリ』東京公演は、本日2月3日より2月18日まで上演される。
◎公演情報
ミュージカル『マタ・ハリ』
2018年1月21日(日)~28日(日)大阪・梅田芸術劇場 メインホール※公演終了
2018年2月03日(土)~18日(日)東京・東京国際フォーラム ホールC
出演:柚希礼音、加藤和樹 / 佐藤隆紀(LE VELVETS)、東啓介 / 西川大貴、百名ヒロキ / 栗原英雄、和音美桜、福井晶一/遠山裕介、則松亜海、田村雄一/石井雅登、乾直樹、金子大介、木暮真一郎、後藤晋彦 他
公式サイト:http://www.umegei.com/matahari/
写真提供:梅田芸術劇場
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